2019年8月からドコモと新生銀行が組んで始めたドコモ契約者専用のローンサービスです。
ドコモ契約者専用の消費者ローンとなっており、ドコモ契約者である私は折角なので申し込みました。
申込から審査、契約完了し、融資可能になるまでを解説していきます。
◆目次◆
1.ドコモ×新生銀行スマートマネーレンディングサービスって
2.申し込みの準備と流れ
3.スマートマネーレンディングサービスに申し込む
4.審査に入る
5.審査結果の受取と契約手続きを行う
6.個人信用情報機関への照会
7.まとめ
1.ドコモ×新生銀行スマートマネーレンディングサービスって
考え方としては一般の銀行カードローンと同じで、個人向けの無担保ローン(現金融資)サービスですが、ドコモ契約者専用とすることで幾つかの特徴があります。
ドコモとしての特徴
ドコモが保持する契約者の情報を活用して、レンディングサービスの魅力を高めています。
- ドコモ契約の履歴(契約年数、支払いやサービスの利用状況等)を信用スコアとして数値化して審査に利用する
- ドコモの契約年数によって最大で1.2%の金利優遇を受けられる
- ドコモのレンディングサービス用アプリ(レンディングマネージャ)からマネーフォワード社のサービスと連携すると最大で0.2%の金利優遇を受けられる
新生銀行としての特徴
新生銀行は自口座を利用してもらうことで、レンディングサービスの魅力を高めています。
- 新生総合口座パワーフレックスを引き落とし口座に登録し、借り入れ残高がある場合、翌々月のステージがワンランク上になる(新生ステップアッププログラム)
- ドコモ契約者への囲い込みを行い、自社融資の拡大ができる
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2.申し込みの準備と流れ
申し込み等の各手続きは、スマホやPC等からWEBで完結するため時間的な制約を受けないで必要な時に直ぐ手続きできます。
スマホアプリをインストールする
「レンディングマネージャー」をスマホにインストールします。
スマホアプリは、iOS/Androidに対応しているので、自分の端末にあったものをインストールしましょう。
申し込みから契約完了までは5ステップある
スマホアプリ「レンディングマネージャー」を起動して「新規お申込み」から申し込みを開始します。
申し込みから契約完了までは大きく5ステップあります。
- STEP1お客様情報の入力申し込み者の個人情報を入力します
- STEP2ドコモ口座の開設レンディングサービスに必要となるドコモ口座を開設し、即時借り入れを可能とします
- STEP3各種書類の提出本人確認書類などの契約に必要となる書類を提出します
- STEP4契約手続き返済日や入出金口座の登録を行います
- STEP5契約完了契約完了後、借り入れが可能になります
何れのSTEPでも、スマホアプリから手続きしていきます。
3.スマートマネーレンディングサービスに申し込む
アプリの準備と契約までの流れを確認したら、いざ申し込みです!
STEP1:お客様情報の入力
まずはお客様情報の入力ですが、同意項目や入力項目が多岐にわたりますので頑張って最後まで進めましょう。
●各種同意事項に同意する
サービス提供元や保証会社等、サービスの利用には各社への利用事項の同意が必要になります。
- 個人情報の取扱いに関する規約(保証会社:株式会社NTTドコモ)
- 個人情報の取扱いに関する規約(再保証会社:新生フィナンシャル株式会社)
- 新生銀行スマートマネーレンディングの取扱いに関する規約
- 保証および再保証委託契約約款
- ドコモレンディングマネージャサービスご利用規約(株式会社NTTドコモ)
- 電磁的方法による情報提供に関する同意書
- 反社会的勢力ではないことの表明・確約に関する同意
新生銀行、NTTドコモ、新生フィナンシャルと3社が絡むことで通常の銀行カードローンよりも同意事項が多く、7つもありました。
●dアカウントでの認証
同意後は、いよいよ個人情報の入力になります。
ドコモ契約者専用サービスのため、申し込むドコモ契約に紐づくdアカウント認証をすることで、一部情報は自動入力されます。
dアカウントに紐づく契約情報は、申し込み前に最新化しておきましょう。
●登録情報の確認
dアカウントに紐づく登録情報が表示されるため確認します。
- 名前とフリガナ
- 生年月日
- 携帯電話番号
●SMSによる認証
登録情報確認後は携帯電話番号宛に認証コードがSMSで送付されるので、受信した認証コードを入力して認証します。
●基本情報の入力1
その他個人情報を入力していきます。
- 性別
- 配偶者有無
- 自宅電話有無
- ドコモメールアドレス
- 自宅電話番号(自宅電話有の場合)
- その他メールアドレス(任意)
- お得情報などのメール受信可否
●基本情報の入力2
その他個人情報を入力していきます。
- 住所(郵便番号、都道府県、市区町村、番地・建物名)とフリガナ
- 居住開始年月
- 住居形態
- 家賃・住宅ローン有無
- 本人を除く同居人数
- 子供の数
- 家賃・住宅ローンの月額(家賃・住宅ローン有の場合)
- 運転免許証有無
- 運転免許証番号(運転免許証有の場合)
●勤務先情報の入力
契約者の勤務先情報を入力していきます。
- 勤務先区分(会社員等)
※以下は勤務先区分として会社員を選択した場合です - 勤務先名(フリガナ)
- 勤務先電話番号
- 内線番号(あれば)
- 入社年月
- 従業員数
- 業種
- 職種
- 役職名(任意)
- 勤続年数
- 転職経験有無
- 出向先・派遣先及び連絡先電話番号(あれば)
- 給料日
- 月収(手取額)
- 賞与支給月(任意)
- 税込年収
- 保険証の種類
●銀行取引・借入情報の入力
銀行取引・借入情報を入力していきます。
- 新生銀行口座有無
- 支店番号・口座番号(新生銀行口座有の場合)
- 借入件数
- 借入合計金額
●借入申込情報の入力
借り入れの希望条件を入力していきます。
- 希望極度額
- 利用目的
- 日中連絡可能な電話番号
- サービスを知ったきっかけ
各項目を入力し終わったら申込内容の確認画面で最終確認し、間違いは修正できます。
ここまででお客様情報の入力は終わりです。
STEP2:ドコモ口座の開設
レンディングマネージャーの利用には、ドコモ口座の利用登録が必要です。
ドコモ口座を持っていない場合は、利用規約に同意の上、ドコモ口座の利用登録を行います。
- 職業
- 利用目的
- ドコモ口座お得メール受信可否
注意事項及び利用規約に同意し、口座開設手続きを完了します。
ここまで手続きして初めて申込完了となり、審査に移ります。
申し込み完了画面から申し込み受付番号を確認でき、各種問い合わせ時に必要とななるため、画面コピー等でメモを取っておきましょう。
また、メールでも申し込み完了通知が届きますが、メール内に申し込み受付番号は記載されていませんでした。
4.審査に入る
STEP2の完了後は審査に入り、レンディングマネージャーでは「審査中」表示になります。
審査の中で必要なことがあれば、メールや電話でお知らせが来ます。
STEP3:各種書類の提出
申し込み完了から、2営業日後にメールで「書類提出のお願い(本人確認書類)」が届きました。
メール内のリンクをクリックして、本人確認書類をアップロードします。
私は、50万円以下の希望額で申し込んだため、年収を証明する書類の提出は求められませんでした。
●10営業日経って新生銀行から電話があった
本人確認書類をアップロードしてから暫く音沙汰がなかったのですが、10営業日経って新生銀行から電話があり、在籍確認のことでやり取りをしました。
そして、引き続き審査するとのこと…この時点で審査結果は知らされていません。
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5.審査結果の受取と契約手続きを行う
審査結果を確認し、契約手続きを行います。
STEP4:契約手続き
新生銀行との電話やり取りの2営業日後にメールで「ご契約手続きに関するお知らせ」が届きました。
審査の結果、契約可能になったことと契約手続きの依頼が記載されていましたので、指示に従って契約手続きを行います。
審査通過です!
今までレンディングマネージャーアプリでは「審査中」だったステータスが「審査完了」に変わっていました。
●契約条件を確認する
レンディングマネージャーアプリから、契約条件を確認します。
- 極度額
- 金利(実質年率)
標準金利(金利優遇がない場合の金利)
ドコモ契約期間に応じた優遇金利(標準金利から優遇される金利)
※金利(実質年率)は「標準金利からドコモ契約期間に応じた優遇金利」を引いた金利が適用されます
希望極度額は、契約可能範囲内で10万円ごとに選択できるようになっていました。
●返済日・入出金口座を登録する
返済日と借入、返済に使用する口座を登録します。
- 返済日(14日または27日から選べますが契約後の変更不可)
- 入出金口座(銀行、店番、預金種目、口座番号、口座名義人)
※WEB口座振替受付となるため、事前に利用したい口座でのオンラインサービスを申込んでおきましょう。
契約内容の最終確認をします。
契約手続きが完了となり、借り入れできるようになります。
契約完了後に早速、借り入れのお誘いが…
借り入れは、レンディングマネージャーアプリから手続きできます。
申し込みから契約完了まで14営業日かかりましたが、コロナや申し込みが落ち着けばこの期間は短くなるはずです。
6.個人信用情報機関への照会
審査のうえで、客観的なクレジットの取引事実を個人信用情報機関へ照会して収集します。
3つある信用情報機関をそれぞれ開示し、各社がどのタイミングでどこの個人信用情報機関を照会しているかを確認しました。
シー・アイ・シー(CIC)
保証会社のドコモと再保証会社の新生フィナンシャルの照会記録(申込情報)がありました。
登録元会社 | 株式会社NTTドコモ | 新生フィナンシャル株式会社 |
氏名 | 申込時に入力した氏名 | ← |
生年月日 | 申込時に入力した生年月日 | ← |
郵便番号 | 申込時に入力した郵便番号 | ← |
電話番号1 | 申込時に入力した自宅電話番号 | ← |
電話番号2 | 申込時に入力した携帯電話番号 | ← |
照会日時 | 申込完了の翌営業日18:00台(書類提出前) | 申込完了の2営業日後の11:00台(書類提出前) |
照会区分 | 契約者 | ← |
申込区分 | 保証契約 | ← |
契約予定額 | 申込時の希望額 | 0千円 |
支払予定回数 | 0回 | ← |
照会日時と契約予定額の情報が異なりますが、元となる入力情報は同一のため、両社とも同一の情報を取得し、各社で活用のうえ、審査しています。
日本信用情報機構(JICC)
保証会社のドコモと再保証会社の新生フィナンシャルの照会記録(申込情報)がありました。
照会会社名 | (株)NTTドコモ | 新生フィナンシャル(株) |
照会年月 | 申込完了の翌営業日 | 申込完了の2営業日後 |
照会機関 | 自機関 | ← |
照会対象 | 本人 | ← |
照会目的 | 契約照会 | ← |
取引形態 | 融資カード保証(無担保) | 保証契約 |
商品名 | – | ← |
申込金額 | – | ← |
退会年月日 | – | ← |
CICへの照会と同タイミングでJICCへの照会も行っていると考えられます。
JICCでは照会年月までで、時間はわかりません。
全国銀行個人信用情報センター(KSC)
信用情報開示申請中のため、情報到着次第更新します。
書類提出のメールが来る前に、各社での個人信用情報機関への照会は終了していました。
このことから、個人信用情報に問題がないと判断されれば次に本人確認を行い、最終審査に入るのかなと推察します。
7.まとめ
ドコモ×新生銀行スマートマネーレンディングサービスは、ドコモ契約者の個人情報を活用した新しい個人向け消費者ローンサービスです。