ホンダCR-VとトヨタRAV4どっちを選べば良いか?カタログから比較する

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SUVのジャンルはまだまだ続いているブームにのって、競合がひしめきあっています。

そんな中、トヨタから「RAV4」という新車種が2019年4月に発売となり、以前から気になっていたので所有しているCR-Vとカタログベースで比較してみました。

2019年8月に、「CR-V」から「RAV4」に乗り換えました!値引きも書いていますので、検討中の方の参考になればと思います。

RAV4購入記【商談・値引き・納期】

トヨタRAV4(ラブフォー)2019年モデル購入記【商談・値引き・納期は!?編】

2019.09.16

◆目次◆

1.比較するグレード
2.大きさと重さ
3.パワートレイン
4.安全運転支援システム
5.インテリア
6.エンタテインメント
7.乗り出し価格
8.どちらを選べば良いか

1.比較するグレード

  • 私が所有しているタイプがガソリンであること、RAV4の公式ページトップがガソリンタイプであることから、ガソリンモデルを選択する
     
  • 同等グレードの場合、RAV4はAWDモデルしかない
比較モデル
上記から、以下のモデルを比較対象とします。

【ホンダ CR-V】
 EX Masterpiece AWD 5人乗り
 税込車両本体価格 3,807,000円
 
【トヨタ RAV4】
 G“Z package” AWD 5人乗り
 税込車両本体価格 3,348,000円

何れの車種にも「ガソリン」、「ハイブリッド」及びAWD(4WD)モデルが設定されています。
 
RAV4はAdventureというモデルがあり、カタログによく出てくるため、コンセプトモデルだと思いますが、CR-Vと安全装備面で異なる部分が多いため、G“Z package”を比較対象とします。

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2.大きさと重さ

大きさと重さを比較します。SUVは、幅広でアイポイントが高いことが特徴です。

デカいと思っても、慣れてしまえば意外と見切りが良くて運転がし易いことに気づくでしょう。

比較項目CR-VRAV4CR-Vとの差
長さ/幅/高さ(mm)4,605/1,855/1,6904,600/1,855/1,690-5/0/0
重さ(kg)1,6101,620+10
最小回転半径(m)5.55.50
最低地上高(mm)210200-10

殆ど変わらないことがわかります。

CR-Vには、車両価格にナビやムーンルーフ(天井の一部が稼働し、開放できる)を標準装備ですが、RAV4はオプション扱いのため、RAV4の重さは更に数十キロ増加します。

3.パワートレイン

SUVは、様々な路面状況に応じた走りが必要なため、高出力、高トルクだと安心ですね。

比較項目CR-VRAV4CR-Vとの差
エンジン形式L15BM20A-FKS
総排気量(L)1,4961,986490
燃料タンク容量(L)5755-2
最高出力(kW[PS]/rpm)140[190]/5,600126[171]/6,600-14[-19]/+1,000
使用燃料無鉛レギュラーガソリン無鉛レギュラーガソリン
最大トルク (N・m[kgf・m]/rpm240[24.5]/2,000-5,000221[22.5]/3,600-5,200-19[-2]/1,600-200
JC08モード燃費(km/L)14.6
WTLCモード燃費(km/L)15.2

CR-Vはダウンサイジングターボとすることで、小排気量でもパワフルな走りを実現できるスペックを持っています。

対してRAV4は、自然吸気でありながらも排気量を高く設定することで、しなやかなでありながらパワフルな走りを自治減するスペックを持っています。

使用する燃料がレギュラーガソリンのため、懐には優しいです。

燃費は、まあこんなものでしょうという標準的な数字と考えられ、実走行上は10km前後ではないかと思います。

排気量の違いにより、毎年の自動車税額が異なります。

1,500ccを境にかわるため、RAV4がCR-Vよりも5,000円高くなります。

4.安全運転支援システム

安全運転支援システムを比較します。

ホンダは「ホンダセンシング」、トヨタは「トヨタセーフティセンス」

比較項目CR-VRAV4
高速道路のクルージングをサポート・LKAS(車線維持支援システム)
・路外逸脱抑制機能
LTA(トレーシングアシスト)
ついていくをサポート渋滞追従機能付ACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付)
ぶつからないをサポート・衝突軽減ブレーキ(CMBS)
・歩行者事故低減ステアリング
プリクラッシュセーフティ
夜間の見やすさをサポートオートハイビームオートマチックハイビーム(AHB)
標識の見逃し防止をサポート標識認識機能ロードサインアシスト(RSA)
前の車の発信に出遅れない先行車発信お知らせ機能先行車発信告知機能(TMN)

安全運転支援システムを装備する車が多くなりました。

しかし、各社で機能のばらつきや呼称が異なる等で、イマイチわかりにくいため、経済産業省管轄の元、統一基準が作られました。

「サポカーなんとか」がその呼称です。

CR-VもRAV4も比較モデルは、「サポカー(セーフティ・サポートカー)Sワイド」対応の装備を備えています。

サポカーの分類は以下の通りですが、結局わかりづらいです。

サポカーグレードの搭載機能のどれが、各社の機能に対応するかをカタログに明確に表記してほしいですね。

また、サポカー表示は「機能の搭載」を示しているものであって、性能については明確な定義がないため、搭載機能名は同じでも各社で性能差があります。

グレード内容
サポカー被害軽減(自動)ブレーキを搭載している
サポカーSベーシック低速被害軽減(自動)ブレーキ(対車両)、ペダル踏み間違い時加速抑制装置を搭載している
サポカーSベーシック+被害軽減(自動)ブレーキ(対車両)、ペダル踏み間違い時加速抑制装置を搭載している
サポカーSワイド被害軽減(自動)ブレーキ(対歩行者)、ペダル踏み間違い時加速抑制装置、車線逸脱警報、先進ライトを搭載している

その他の安全運転支援システム

比較項目CR-VRAV4
車線変更時の後方確認をアシストブラインドスポットインフォメーションブラインドスポットモニター(BSM)
静止物を検知して衝突軽減に寄与・誤発信抑制機能(前方のみ)
・インテリジェントクリアランスソナー
・リヤクロストラックオートブレーキ
車両後方カメラ画像をインナーミラーに表示アドバンスドルームミラー(オプション)デジタルインナーミラー
曲がる方向を照らして見やすくするLEDアクティブコーナリングライト

サポカーに該当しないその他の安全運転支援システムも搭載しています。

安全運転支援システムについては、CR-VよりもRAV4のほうが搭載機能が多く、性能面でもアドバンテージがあるように思います。

CR-Vには、前後の障害物を検知する機能(パーキングセンサー)がオプションとなっています。また、後方の誤発信抑制機能が搭載されていません。

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5.インテリア

インテリアを比較します。快適装備は標準化されつつありますね。 

比較項目CR-VRAV4
シート本革シート合成皮革+ステッチ付き
シートヒーター運転席+助手席運転席+助手席
パワーシート運転席+助手席運転席
サンルーフ電動パノラミックサンルーフパノラマムーンルーフ(オプション)
パワーバックドアハンズフリーアクセスパワーテールゲートハンズフリーパワーバックドア

300万以上する車と考えれば、この装備は妥当だと思います。試乗などで使い勝手も確認したいですね。

6.エンタテインメント

エンタテインメントを比較します。CR-Vは、ナビゲーションとそれに付随するシステムが標準装備です。

比較項目CR-VRAV4
ナビゲーション7インチナビを標準装備オプション
スピーカー数86
ETC2.0を標準装備オプション
IoTCONNECTED CAR

CR-V標準装備のナビゲーションは、車内空間に対して7インチのみの設定であることと、インテリアにマッチしていないポン付け感が否めなく、機能面はともかくとして評判がよくありません。

RAV4のナビゲーションは選ぶことができますので、社外品はそのうちでてくるでしょう。トヨタでは「CONNECTED CAR」をコンセプトに、専用通信機を標準搭載した車種を増やしています。

CONNECTED CARでは、T-Connectナビとの親和性が高く、車両データ(ビッグデータ)を利用した社会問題の解決やオペレータとのコミュニケーションが可能となり、運転を多角的にサポートしてくれます。

IoTにより、「車と人とのつながり」に加え、インターネットを介した「社会とのつながり」が拡大していき、様々なサービスやコミュニケーションが生まれていくことでしょう。

7.乗り出し価格

インターネットの見積もりから、概算の見積もり価格を確認します。

見積条件
・ボディカラーはホワイト
・オプションは、マットとバイザーのみ
・ ナビは7インチ
・ バックカメラ
・ETCは2.0とする

乗り出し価格は、インターネットサイトから見積もった結果…

CR-V 約436万円
RAV4 約406万円

400万円超えとなりました!クレジット(残価)の場合、ホンダファイナンスは通常3.5%全国統一金利です。

トヨタは、販売店によって金利が異なりますが、大体4%~6%くらいでしょう。

残価率は、5年でCR-Vが35%、RAV4が38%くらいでした。

残価率は車両本体価格をもとに計算し、オプションは対象外となりますが、SUVは人気ジャンルのため、残価率は高い傾向にあります。

CR-Vは全ホンダカーズ取り扱いですが、RAV4は「ネッツ店とカローラ店」で取り扱っています。

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8.どちらを選べば良いか

あなたは、CR-VとRAV4どちらを選びますか?比較項目のサマリーを作ってみました。

チェックポイントCR-VRAV4判定
大きさと重さ全幅が駐車パレットギリギリのため、その点を許容できればアイポイントが高い分運転しやすい引き分け
パワートレインダウンサイジングターボにより、低排気でありながら高パワー自然吸気のしなやかさにより、市街地から郊外まで幅広く対応CR-V
安全運転支援システムホンダセンシング最新のトヨタセーフティーセンスRAV4
インテリア装備は申し分なく、あとは好み引き分け
エンタテインメント標準装備品以外の選択肢がないが、必要最低限の機能は備わっているCONNECTED CARをコンセプトにIoTを視野に入れ、車と社会がつながっていくRAV4
乗り出し価格エンタテインメントを標準装備しているが、価格が高めオプションの自由度があるため、予算に応じて選択できるRAV4

カタログ比較では、RAV4に軍配が上がりました。

トヨタセーフティーセンスの安全運転支援システムやエンタテインメントでのIoTへの対応といった最新技術への適応が早いですし、魅力的です。

CR-Vも肉薄していますので、あとは実車確認と試乗によって、カタログでは判断できない、「音、乗り心地、価格交渉」を加えて総合判断ですね。