Kyashから2019年9月5日に重大なプレスリリースがありました。
このプレスリリースによると、「KyashのKyashバック制度の変更」と「消費税増税に併せて開始するキャッシュレス・消費者還元事業への対応」の2つが目玉です。
Kyashと言えば今まで2%の恩恵を受けてきましたが、もう10月からKyashのお得感はなくなってしまうのか!?プレスリリースから読み取ります。
◆目次◆
1.Kyashの何が変わるのか
2.Kyashは改悪だと一蹴はできない
3.まとめ
1.Kyashの何が変わるのか
2019年10月1日から、Kyashのキャンペーン内容が以下の通り変更になります。
その1.Kyashの還元率を変更して新たなスタートを切る
今まではリアルカードで2%の還元でしたが「1%」となり、ポイントプログラムの名称も「Kyashポイント」となります。
還元時期は翌月末頃迄から即時となり、ポイント獲得までの期間は大幅に短縮されます。
Kyashポイントの有効期限は、Kyashポイントを最後に獲得した日から180日間です。
リアルカード | バーチャルカード | |
還元率 | 2%⇒1% | 2%⇒0.5% |
還元時期 | 翌月末頃迄 | 即時(残高にチャージ必要) |
QuickPay | 2%⇒0%(対象外) | ← |
その2.キャッシュレス・消費者還元ポイントの導入
経済産業省の主導で実施する「キャッシュレス消費者還元事業」の決済事業者となって、対象期間中に対象加盟店で決済すると、ポイント還元が受けられます。
また、2019年10月1日に、Kyashから消費者還元事業への対応に関する「プレスリリース」がありました。
- Kyashポイントで還元され、付与タイミングは売上確定後となる
- 1カ月当たりの付与上限は5万円相当額までのポイント
- リアルカードでもバーチャルカードでも同率還元(2%または5%)
Kyashはキャッシュレス決済事業者に登録されたことから、2019年10月1日より9ヶ月間、対象加盟店でKyash決済すると、キャッシュレス・消費者還元ポイントがKyashポイントとして付与されます。
KyashポイントはKyash残高へチャージでき、カード決済や送金に使うことができます。
Kyash還元および消費者事業還元の組み合わせは、4パターンになります。
カード種類 | Kyash還元 | 消費者事業還元 |
リアルカード | 1% | 5% |
リアルカード | 1% | 2% |
バーチャルカード | 0.5% | 5% |
バーチャルカード | 0.5% | 2% |
Kyash還元は変わりませんが、消費者事業還元は中小・小規模事業者で5%、フランチャイズ傘下で2%還元となります。
これにより、通常のKyashポイント(1%)に加えて、キャッシュレス・消費者還元ポイント(2%または5%)が付与され、最大6%のKyashポイントとなります。
なお、1か月あたりの付与上限は、50,000円相当のポイントです。
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2.Kyashは改悪だと一蹴はできない
還元率の高さを目玉としてKyashは利用者数を増やし、更に、OrigamiPay等のQRコード決済等と連携させることで、ポイントの2重取り、3重取りといったことも可能にしました。
Kyash自体の還元率は下がりますが、他の決済プラットフォーム連携やチャージ対象が今後も変わらずに続くのであれば、まだ利用する価値は残っています。
今までがお祭りで10月から通常に戻るだけと前向きに捉えては如何でしょうか。
3.まとめ
Kyashの還元率は下がってしまいますが、ポイントの2重取りや3重取りは今まで通りです。
バーチャルカードのみの場合は、還元率がリアルカードに比べて下がることからリアルカードを作って決済することを考える必要がありそうです。
PayPayでも10月からのキャンペーン変更がリリースされており、「消費税増税」と「キャッシュレス・消費者還元事業」の混乱は10月以降も続きそうですから、しっかり準備しておきましょう。