クレジットカードとカードローンの違いを知ってカードローンを賢く使う方法

クレジットカードとカードローンの違いを知ってカードローンを賢く使う

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クレジットカードを持っている人は多いですが、クレジットカードと比較するとカードローンを持っている人はそう多くありません。

なぜなら、担保や保証人なしで「気軽に現金を借りる」ことに抵抗を感じる方が多いことに尽きます。カードローンも利用の仕方によって、生活の強い味方になります。

カードローンとクレジットカードとの違いを整理し、カードローンの活用の仕方を提案します。

◆目次◆

1.クレジットカードとカードローンの違い
2.カードローンには系列がある
3.カードローンのメリットとデメリット
4.カードローンを利用す場合の注意点
5.カードローン返済シミュレーション
6.まとめ

1.クレジットカードとカードローンの違い

■利用目的による違い

クレジットカードは「商品やサービス購入」を目的としていますが、カードローンは「現金を借り入れる」ことを目的としていることが決定的な違いですが、審査が必要であることにかわりありません。

クレジットカード
限度額の範囲内で商品購入やサービスを購入を目的としている
カードローン
限度額の範囲内で現金の借り入れのみを目的としている

■利用方法による違い

  • クレジットカード
    店舗やネットショップでクレジットカードを利用したリアル決済により、商品購入やサービス提供を受ける
     
  • カードローン
    銀行や提携ATMからローンカードを利用して現金を引き出し、その現金を利用して商品購入やサービス提供を受ける

■支払方法による違い

  • クレジットカード
    一括(ボーナス含む)払い、リボルビング払い、分割払いが選べ、カードによっては一括払いからリボ払い等への支払い方法変更が可能な場合があり、フレキシブルに支払方法を選べる
     
  • カードローン
    利用時に支払方法の選択はない

■返済方法による違い

  • クレジットカード
    月1回登録口座から、支払い方法に応じた金額を自動引き落とし
     
  • カードローン
    月1回登録口座から、残高に応じて一定金額を自動引き落としや毎月の返済とは別に、銀行や提携ATMからの都度返済が可能

■審査方法による違い

  • クレジットカード
    信用情報の記録や属性(年収、家族構成、住居等)を重視
     
  • カードローン
    信用情報の記録や属性(年収、家族構成、住居等)を重視に変わりありませんが、在籍確認がほぼ行われる
在籍確認とは、申込者が申告した勤務先に在籍しているかを、勤務先に電話をかけて確認することです。

在籍確認時は個人名を名乗ることが多ので、会社によっては個人名では回答してくれない場合もあり、心配であれば会社やローン会社に事前確認をおススメします。

在籍確認取れない場合、審査落ちになります。

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2.カードローンには系列がある

カードローンは先に示した通り、「現金」を借り入れできるカードで、限度額の範囲内で繰り返し利用でき、返済も随時行うことができます。

カードローンには、契約先により2つの系列に大別されます。

■カードローン会社の系列

「銀行系」と「消費者金融系」に大別されます。

銀行系
銀行が発行するカードローン
 例)静岡銀行カードローン、楽天銀行カードローン、三菱UFJ銀行カードローン等があります
消費者金融系
消費者金融が発行するカードローン
 例)アコム、プロミス、アイフル、モビット、三井住友カードゴールドカードローンレス等があります

 ※クレジットカードに付帯またはクレジットカード会社が発行するカードローン専用カードの多くは、括りで見ると消費者金融系に入ります

■系列による違いは何か

  • 総量規制の適用
    健全な借り入れと多重債務防止の観点から、総量規制が導入され、借入は原則年収の3分の1までに法規制されのが、「消費者金融系」です。銀行系は、総量規制の対象外であるため、年収の3分の1以上であっても銀行側の審査基準により、借入が可能です。昨今は、この総量規制外の銀行系カードローンでの、過剰与信による多重債務が社会問題となり、自主規制を行う銀行が増えてきました。
     
  • 審査難易度
    銀行系のほうが、審査難易度が高くなります。
     
  • 審査時間
    消費者金融系のほうが短時間です。大手ですと、無人契約機で即日カード受け取りと借り入れができます。銀行系は、銀行に加え保証会社も審査するため、時間がかかり、即日の融資には向きません。
     
  • 信用情報機関への登録
    消費者金融系は、「JICC」と「CIC」です。銀行系は更に「KSC」が加わります。銀行は「KSC」のみですが、保証会社の審査で「JICC」と「CIC」が登録対象になります。これは申込時の確認事項に記載され、同意しています。
     
  • 金利条件
    銀行系のほうが金利面では有利(特に上限金利)な場合が多いです。消費者金融系は、審査が早く、難易度が銀行系ほど高くない分、金利は少々高めの設定となります。利用可能限度額によって金利が設定されることが多いです。
     
  • 返済方法
    返済方法に大きな違いはありません。何れも口座振替や銀行口座への事前入金によって返済します。返済額は、残高によって設定された金額となり、約定返済以外の臨時返済にも対応しています。
     
  • 優遇サービス
    住宅ローン利用や定期預金利用等により、銀行系は同じ銀行で申し込めばローンカードの金利優遇や口座残高不足時の自動融資を受けられる等の付帯サービスを受けられる場合があります。

少し審査時間はかかりますが、おすすめは銀行系のカードローンを1枚持っておくと安心です。

住宅ローンや給与振り込み銀行であれば、更に、優遇を受けられる可能性があります。

銀行系カードローンの審査に通らなかった場合に、消費者金融系のカードローンを申し込みましょう。

3.カードローンのメリットとデメリット

カードローンのメリットとデメリットについて整理します。

メリット
・現金を銀行やコンビニATMからすぐに用立てできる
・担保や保証人が不要
・ネットからすぐに申し込め、大手であれば即日融資も可能
デメリット
・ショッピングクレジットに比べると金利が高い
・借金している感覚が薄くなりがち
・最低金額の支払いでは、利息ばかりで元金がなかなか減らない

4.カードローンを利用す場合の注意点

便利なカードローンですが、現金を借りるということは、返済する義務が発生します。

やむなく利用する場合、最小限の利用とし、返済は滞りなく短期で行えないと、破綻するリスクがあります。カードローン4か条です。

  1. 複数社のカードを利用せず、限度額が大きく金利の低い1社のみを利用するべし
    複数利用は、多重債務を生むため
     
  2. 利用は最低限にするべし
    借金癖をつけない
     
  3. 返済は月次で行いつつ、臨時返済でとにかく少しでも返済していくべし
    利息は侮れない
     
  4. ショッピングクレジットが利用できれば、それを利用する
    金利負担を最小化する

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5.カードローン返済シミュレーション

返済シミュレーションをすると、ことの重大さに気づきます。例を挙げてみます。

《借り入れ条件》
 借入金額   100万円
 毎月返済額 15,000円
 金利     年14.5%

返済終了まで、137カ月(約11年半)必要です。
返済合計は、約205万円となり、利息を100万円支払うことになります。

約7年間は、利息支払いが半分以上になります。

いくら金利が低いからと借りすぎると、途方もない期間と多額の利息が発生します。

同様なことは、クレジットカードのリボルビング払いにも言えることなので、利用には注意してください。

6.まとめ

カードローンは、現金を借り入れできる便利なカードですが、系列によって審査時間、限度額、金利に違いがあります。

まずは、銀行系カードローンの利用をおススメします。

金利面で少々不利ですが、審査の速さについては長けていますので、至急の現金が必要な場合で銀行系カードローン審査が通らなかった場合にのみ、消費者金融系利用することを提案します。