2019年4月に発売された「トヨタRAV4」が気になっていたので思い切って購入しました。
インターネットの値引相場を見ると、限界値引きは○○円!交渉はこうだ!といった様々な情報を確認できますが、実際はどうなの?という部分も体験してきましたよ。
RAV4を検討されている方に少しでも参考になればと思います。
競合車として登場するホンダCR-VとRAV4のカタログ比較は以前に記事にしています。
◆目次◆
1.RAV4(ラブフォー)の車名・コンセプト
2.RAV4のグレードと価格構成
3.購入したグレードはG “Z Package”(ガソリン)
4.お得を引き出すための商談
5.商談の結果値引き額はどのくらいになったか
6.まとめ
1.RAV4(ラブフォー)の車名・コンセプト
RAV4(ラブフォー)は、SUVに分類されるトヨタのグローバル展開車種で、車名は以下の頭文字から命名されています。
【R】obust(強権な、たくましい)
【A】ccurate(正確な、的確な、精密な)
【V】ehicle with(乗り物、車両と一緒に)
【4】Wheel Drive(4輪駆動する、運転する)
直訳すると、「4輪駆動運転による、たくましく精密な車両」みないな感じですが、メーカーとしては「SUVらしい力強さと、使用性へのきめ細やかな配慮を兼ね備えた4WD」を謳い、キャッチフレーズは「LOVE FOR 好きにまみれろ!」ですね。
車離れが進んでいると言われる若者世代にも訴求し、日常の1台として、また、様々な気象、道路条件でも耐えうる走破性も兼ね備え、好きを実現する車、それが「RAV4(ラブフォー)」なのです。
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2.RAV4のグレードと価格構成
RAV4は「ガソリンモデル」と「ハイブリッドモデル」の2つに大別され、更にグレードが分かれます。
各モデルと車両本体価格(税抜)は以下の通りで、ハイブリッドモデルは2モデルとシンプルですが、ガソリンモデルは4モデルあって非常に悩むモデル構成です。
- Adventure(4WD)
2,905,000円 - G “Z Package”(4WD)
3,100,000円 - G(4WD)
2,965,000円 - X(2WD/4WD)
2,625,000円/2,415,000円
- G(E-Four)
3,535,000円 - X(E-Four/2WD)
3,195,000円/2,983,000円
コンセプトの4(Wheel Drive)ではない、2WDモデルも用意されているところが日本らしいですね。
日本の道路は殆どがキレイに舗装されており、4WDの効果が発揮できるのは、路面状況が悪い(雪道、水たまり、未舗装等)限られた場面が多いため、2WDで十分という考え方もアリだと思います。
3.購入したグレードはG “Z Package”(ガソリン)
CMやカタログでは、Adventureグレードが使用されており、コンセプトからもガソリンモデル推しなのでしょう。
ハイブリッドモデルも大いに検討したのですが、価格の面が大きく私は「G “Z Package”(ガソリン)」に落ち着きました。
ガソリンモデルはAdventureか否かが悩みどころ
ガソリンモデルを選ぶ場合、専用の「Adventure」グレードにするか否かが悩みどころです。
Adventureとそれ以外のグレードとの違いを比較してみましたが、是非、実車を見て乗ってみることを強くオススメします。
その1.外装の違い
Adventureは専用の外装となっており、フロントグリル、ホイール、車名プレート、色等が他のグレード(標準車)と異なります。
Adventureの外装は、「力強さ感を損なわずに遊び心を持ち合わせている」まさに「LOVE FOR 好きにまみれろ!」を体現したデザインになっています。
ただし、Adventure専用色も多くあるのですが、残念ながら「白」の設定がありません(マイナーチェンジや特別仕様で登場してくるのではないかと思います!?)。
その2.安全装備の違い
トヨタでは「Toyota Safety Sense(トヨタセーフティセンス)」という予防安全装備を装着していますが、それ以外の予防安全運転装備について違いがあります。
●「Toyota Safety Sense」は全グレード標準装備
トヨタは「Toyota Safety Sense」という名称で、以下の予防安全をサポートしており、RAV4では全グレードで標準装備となっています。
- プリクラッシュセーフティ(衝突回避支援)
- レーントレーシングアシスト(一定車線走行支援)
- レーダークルーズコントロール(前車への追従支援)
- オートマチックハイビーム(夜間の見やすさ支援)
- ロードサインアシスト(標識見逃し防止支援)
●「Toyota Safety Sense」以外の予防安全装備はAdventureではオプション
Adventureでは、「Toyota Safety Sense」以外の一部予防安全装備がメーカーオプション(注文時にしか指定できない)となっていることに注意が必要ですが、購入することで他のグレードと同様の装備にできるため致命的ではありません。
- インテリジェントクリアランスソナー(静止物への衝突回避支援)
- リヤクロストラフィックオートブレーキ(後方接近車両検知・衝突回避支援)
- ブラインドスポットモニター(車線変更時の後方確認支援)
●デジタルインナーミラーはG “Z Package”以外ではオプション
デジタルインナーミラーとは、バックミラーからの映像を鏡ではなく、カメラで撮影してバックミラーに映す機能です。
勿論、従来の鏡面ミラーに切り替えることもでき、ヘッドレストや後方の荷物等で視界をさえぎられることなく後方を確認できる利点があります。
メーカーオプションを購入することで他のグレードと同様の装備にできるため致命的ではありません。
その3.操作性の違い
Adventureではハンドルに「ヒーターがない」ことと「材質がウレタン」となっていることに注意が必要ですが、メーカーオプションを購入することで他のグレードと同様の装備にできるため致命的ではありません。
その4.内装の違い
内装には幾つか装備面での違いがあり、いつも目にするエリアなので一番気になるところです。
●快適温熱シートシート(シートヒーター)とベンチレーション
Adventureはメーカーオプションで「快適温熱シートシート(シートヒーター)+ベンチレーション」を装備できます。
ただし、どちらかのみとすることは不可で、標準状態では快適温熱シートも装備されていません。
他のグレードでは、快適温熱シートのみ(シートヒーター)で、Xでは設定がありません。
●ハンズフリーパワーバックドア
トランクをボタン一つで開閉できることは勿論、「足先を近づける」だけでも開閉を可能にします。
両手が塞がっているときには重宝すること間違いなしですが、足先の出し方や位置については、ぶっつけ本番だとセンサーが反応しなくてイライラする可能性があるため、実車で感覚を掴んでおきましょう。
その5.その他の装備
Adventureではバックカメラが装備されていませんが、メーカーオプションを購入することで他のグレードと同様の装備にできるため致命的ではありません。
悩んだ挙句「G “Z Package”(ガソリン)」に決定
悩みぬいて、「G “Z Package”(ガソリン)」に決定したのですが、決め手は3点です。
●外装
- AdventureよりもG “Z Package”の落ち着いた感じが好み
- Adventureのボディカラーに「白」の設定がない
●内装
- AdventureよりもG “Z Package”の落ち着いた感じが好み
- Adventureのみの「シートベンチレーション」を実際に体験し、徐々に効いてきて、あれば便利なことは間違いないですが、快適温熱シートに比べると今時点で「必須とまではいかない」
●価格
AdventureをG “Z Package”と同等装備にした場合でも金額に大きな違いがない
4.お得を引き出すための商談
購入側としては高価な買い物ですから、少しでもお得に購入したいのは当然で、売主側は少しでも高く売りたいというのも当然で、このギャップを埋めて合意をするのが「商談」だと思っています。
商談が終われば、最終的に「契約」を結び、「履行(お付き合い)」していくことになります。
私の場合、車の購入に時間をかけたくない(面倒くさがり)ため、「あい見積もり」等で「競合させる」ことは殆どしません。
営業マンも人の子である
車を如何に安価で購入するかはもちろん大事ですが、先ずは挨拶して、試乗や説明を通して営業マンがどんな人かを見ることから始めます。
自分のペースにあっているとか、イケメン、美人、お店の入りやすさ(雰囲気)等、自分の基準でいいと思いますが「これからも付き合っていけそうか」が大事だと考えています。
購入の意思はハッキリ伝える
「この人なら付き合っていけるかな」と思ったら、購入の意思をハッキリ伝えて詳細(車の利用目的や欲しいオプション等)を打ち合わせていきます。
詳細を効率的に打合せする
お得を引き出すには駆け引きも必要ですから、私は以下の流れで進めています。
STEP1.予算にとらわれず最大構成で見積もりを貰う
欲しいグレードと欲しいオプションをハッキリさせておくことで、最後の一押しにも使えます。
STEP2.予算にあわせて調整する
金額感が掴めたら、自分の予算にどうしたら近づけるかを営業さんと調整します。
もう購入の意思は伝えているのですから、金額が納得できれば当日契約しても良いことを伝えてしまいます。
- グレードやオプションを変更する
金額を下げるには効果的ですが、価格だけで決めてしまうと後悔します
- 支払方法を変更する
ちょっと背伸びするうのであれば、現金ではなくクレジットという選択肢もあり、販売店のクレジットを利用すれば、販売店に報奨金が入るため、値引きの原資になります
- 下取り車があれば買取店に売却または下取り額をアップする
一般的に販売店よりも買取店のほうが高価買取してくれますが、車を直ぐに手放す必要があります
STEP4.時間をあまりかけずに短期決戦ほど良い
幾つもディーラーをまわったりするのは、時間がもったいないと思いませんか。
時間をかけた割には、数万円しか値引きを獲得できなかった…時給換算すると、そこそこの損失になるのでは!?
STEP5.最後の一押し
煮詰まってきて大体納得かなと思っても、言うのはタダですから最後にもう一押します。
- 金額をさらに下げる
端数カットはしてくれるでしょうから、万単位(片手位)で
- オプションを付けてもらう
金額が難しければ、最大構成で見積もったときのオプションで見送ったものをここでおねだり
その他有効な方法
今まで何台か購入してきた中で、その他有効と考えるお得引き出し方法です。
- 配偶者(決済者)を使う
妻がいる場合、奥さんの承認が…といえば営業マンに響き、同行が一番良いですが電話連絡でも効果あり
- 友人からの紹介
購入先に拘りがなければ、友人知人がいれば紹介してもらう
※私は、友人の紹介で購入しました
納得できれば契約し、納得できなければ引き揚げることも大切です。
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5.商談の結果値引き額はどのくらいになったか
約4時間の短期決戦に挑んだ結果、以下の通りとなりました。
2019年8月に契約しましたが、消費増税前(8%)の納車に間に合いませんので10%の税率で計算しています。
- 車両本体(G “Z Package”)からの値引き
3,4100,000円から
└150,000円の値引き
- オプションからの値引き
【メーカーオプション】
221,100円から
└値引きなし
【販売店装着オプション】
683,650円から
└247,330円の値引き
- 現金販売価格
4,200,000円
- 納期
2019年11月登録、納車予定
メンテナンスパック、コーティング、残クレといった値引き原資が見込まれる契約だったため、ここまでの金額になったのでしょう。
最後の一押しは、数万円の更なる値引きを要求しましたが、難色を示されたため3万円相当の用品サービスで落ち着きました。
6.まとめ
車の購入(商談)はお互いに疲れるのため、セオリーからは外れますが短期決戦をおススメしたいです。
RAV4については、発売から半年しか経過していなく、まだまだ人気車種なので値引きも渋いですし納期(2019年9月現在はガソリンモデルで2,3か月)もかかります。
長いお付き合いになることを考えて、「人・モノ・カネ」に満足できる最適な1台を見つけましょう。