【全記録】ドコモ光から楽天ひかりへの乗り換え!手順は?通信速度は?

【全記録】ドコモ光から楽天ひかりへの乗り換え!手順は?通信速度は?

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光ファイバーを使ったインターネットの高速化と普及が進み、各社の競争が激化しています。

ドコモ光が3回目の更新を迎える時期となり、他社に乗り換えることを決断しました。

乗り換え先は「楽天ひかり」!です。

楽天モバイル契約があるため、1年間は基本使用料がかからず利用できることが乗り換えの一番の理由(キャンペーンルールは必ず各自でご確認ください)です。

ドコモ光から楽天ひかりへの乗り換え手順や注意点など、同じような乗り換えを検討している方の参考になればと思います。

◆目次◆

1.我が家の通信環境
2.楽天ひかりに乗り換えるための物理変更が必要な場合も
3.ドコモ光から楽天ひかりへの乗り換え申し込みをする
4.申し込み後から楽天ひかり開通までの手続き
5.楽天ひかりでインターネットに接続する
6.楽天モバイル契約があれば楽天ひかりはお得に利用できる
7.まとめ

1.我が家の通信環境

光回線は住宅形態によって接続の方法や料金等が大きく変わってきます。

我が家のドコモ光の通信環境ですが、光電話オプションは未契約のためシンプルです。

通信環境

料金プラン:マンション・タイプB/東
最大通信速度:1G
プロバイダ:AsahiNet
月額料金:4,620円(税込)※割引前
光電話等のオプション:未契約

賃貸に住んでいますが、光回線設備が建屋に標準装備されていたためケーブル引き込み工事等は不要で局内工事のみで済んでいます。

通信速度

ドコモ光(IPv6対応)で速度測定サイトでの通信速度は170Mbps~190Mbpsとなっていて、爆速とまではいきません。

最大回線通信速度が200Mだったので1Gに増速しましたが、大きな効果はありませんでした。

これは、実際にやってみないと判らないことなので仕方ありません。

楽天ひかりの最大通信速度が1Gbpsのため、現在の最大通信速度が200Mの場合は、ドコモ光に電話して1Gに増速しましょう(別途工事費が必要)。

1G未満の場合、楽天ひかりのパフォーマンスが良くても最大で200Mの速度でしか通信できません。

IP通信

今までのPPPoE接続ではなく「IPv4 over IPv6」技術を使った高速通信を利用しています。

このIPv6接続機能を使っても、200Mbps程度の速度しか出ていないことも楽天ひかりへの乗り換えを決断した理由ですが、ベストエフォートのため乗り換えで速くなる保証はどこにもありません。

WiFiルータ

光回線とPCやスマホ等のデバイスとの通信を仲介してくれるWiFiルータに「TP-Link Archer AX73」を使っています。

IP通信の項目で触れた「IPv4 over IPv6」技術を使うためには対応したルータが必要となります。

WiFiルータとPC/スマホ等の端末間速度は、WiFi規格や電波/家庭環境によって大きく変わります。

楽天ひかりの最大1Gbpsを享受するには、WiFi規格としてWiFi5と呼ばれるac(5GHz帯)またはWiFi6と呼ばれるax(2.4GHz/5GHz帯)にWiFiルータ、PC/スマホ等の端末双方が対応し、接続する必要があります。

最新無線LANルーターとIPv6接続でインターネットを高速化【TP-Link Archer AX73】

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2021.05.15

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2.楽天ひかりに乗り換えるための物理変更が必要な場合も

ドコモ光から楽天ひかりへの乗り換えにあたって考慮すべき点はWiFiルータです。

楽天ひかりでも高速通信を享受したいならIPv6接続が必須条件で、対応ルータが必要になります。

私が使っている「TP-Link Archer AX73」は楽天ひかりが採用しているIPv6接続技術の一つである「クロスパス(DS-Lite)」方式をサポートしています。

手持ちのルータの対応を確認して不明であれば「楽天ひかりIPv6(クロスパス)対応ルータ」の準備が必要ですが、ルータの知識が豊富ではない場合、楽天ひかりが公表しているルータから選ぶのが無難です。

クロスパス対応ルータではなかった場合でも、PPPoEでの接続は可能ですが、高速通信の恩恵を享受することはできません。

3.ドコモ光から楽天ひかりへの乗り換え申し込みをする

乗り換え申し込みは、ドコモ光、楽天ひかりの双方へ手続きが必要です。

ドコモ光に電話して事業者変更承諾番号を貰う

携帯電話のMNPと同じような感覚で現在の事業者であるドコモ光から「事業者変更承諾番号」を発行してもらう必要があります。

事業者変更承諾番号は、ドコモ光に電話して発行を依頼すればその場で電話口で教えてくれます。

事業者変更承諾番号は最大15日間有効ですが、楽天ひかり申込時は有効期限まで4日以上必要です。

期限切れになった場合は再度ドコモ光に電話して発行してもらうことが必要です。

事業者変更承諾番号を取得するだけでは費用発生しませんが、楽天ひかりでの事業者変更完了日の翌月以降に3,300円(税込)が手数料としてドコモ光から請求されます。

楽天ひかりに申し込む

「事業者変更承諾番号」の準備ができたら楽天ひかりへ申し込みます。質問の答えて行けば特に難しいことはありません。

利用状況の確認

現在の契約先及び住居環境を返答します。

  • 現在使用中のインターネットサービス
    ドコモ光は「光コレボレーション-ドコモ光」を選択します
  • 設置先の居住タイプ
    戸建てまたはマンション・集合住宅を選択します
  • 事業者変更承諾番号
    ドコモ光から発行してもらった有効期限が4日以上あるものを入力します

申込者/名義人の確認

楽天会員IDでログインして申込者情報を返答します。

  • 氏名(フリガナ)
  • 連絡先メールアドレス
  • 住所
  • 連絡先電話番号
  • 設置先住所
  • 固定電話有無/種別
    NTT加入電話番号があれば電話番号と契約者

支払情報の確認

工事費と月々の利用料の支払い方法を返答します。

  • 工事費の支払い方法
    一括払いまたは分割払い
  • 支払方法
    クレジットカード、楽天銀行口座振替、楽天銀行以外の口座振替

※楽天銀行以外の口座振替を利用する場合、契約書類に同封されている口座振替申込書に記入、捺印の上、返送が必要です。

最後に規約に同意することで申し込みが完了となり、「[楽天ひかり]お申込完了のお知らせ」メールを受信します。

利用開始までの流れと会員サポートページの案内が記載されているので目を通しておきましょう。

4.申し込み後から楽天ひかり開通までの手続き

楽天ひかりへの申し込み後数日すると利用開始日のお知らせメールを受信し、開通日が確定します。

利用開始日は変更できるが電話連絡が必要

利用開始日は「【重要】楽天ひかりご利用開始日のお知らせ」メールに記載されています。

変更したい場合はメール内に記載のある「楽天ひかり工事受付センター」に連絡することで調整できます。

私の場合は8/1(日)でしたが在宅勤務で翌日からネット環境が繋がらないと困るため、8/7(土)を利用開始日としました。

理由は、丁度3連休だったので余裕をもって切り替えられるようにスケジュールしました。

なお、利用開始日の変更はなくても不明点の確認等のために一度連絡しても良いでしょう。

契約内容を確認する

申し込みから数日後に契約内容や通信設定のためのアカウント情報等が郵送されてくるので、一通り確認しておきましょう。

支払方法を楽天銀行以外の口座振替にした場合は同封されている口座振替申込書に記入、捺印の上、早めに返送しておきましょう。

無料メールアドレス(@gol.comドメイン)を利用するのも良いですが、楽天ひかりはプロバイダとセットのため、楽天ひかりを解約するとメールアドレスも削除されることに注意しましょう。

既プロバイダのIPv6接続サービスを停止する

IPv6接続サービスを利用している場合、楽天ひかりの利用開始日前に必ず解除しておきましょう。

楽天ひかり利用開始時点で以前のIPv6サービスが継続している場合、IPv6サービスが利用できずいつまで経ってもPPPoEでの低速接続を余儀なくされます。

なお、既プロバイダのIPv6接続を解除したら、ルータの設定変更(IPv6からPPPoE接続へ)が必要になります。

なお、楽天ひかりが利用開始になってもIPv6の利用開始までは更に数日必要なため、IPv6の利用開始メールを待つことになります(IPv6の開通は楽天ひかりで行うため、利用者側での手続きや作業はありません)。

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5.楽天ひかりでインターネットに接続する

利用開始日になったらルータの設定を楽天ひかり用に変更します。

楽天ひかり開通メールのような案内は来ませんので利用開始日になったら開通しているはずです。

不明であれば「楽天ひかり工事受付センター」に確認しましょう。

利用開始時点はPPPoEで接続設定する

IPv6接続は少し先になるため、先ずはPPPoEでの接続情報をルータに設定します。

ルータの設定変更は楽天ひかりとルータ間に影響し、PCやスマホ側は変更する必要はありません。

ルータの設定反映時にルータ再起動が必要な場合であっても数分程度のインターネット接続断で済みますが、ダウンロード等、データの継続的なやり取り中の場合は中断される可能性があることから、可能な限りインターネットの利用が少ない時に変更しましょう。

PCやスマホがうまく再接続できないことがあるため、ルータ設定変更後は全ての機器の動作に問題がないかを確認することをおススメします。
開通工事が何時なのか明確な情報はなかったのですが、開通日の10:00頃にはPPPoEで接続(=開通していると認識)できました。

日中の速度はそこそこ!

設定直後(午前中)の速度は、オンラインゲームや高画質ストリーミングなどしないのであればまあ許せる範囲かなと思います。

切り替え直後は満足できる速度でした
切り替え直後は満足できる速度でした

夜の速度はがっかり…

その日の夜の速度は…あまりの低速度にがっかりでした。

スマホやPCを使っていて明らかに”遅くなった”と体感できるレベルでした。

夜になったら明らかに速度低下を感じました
夜になったら明らかに速度低下を感じました
通信速度は個々の環境によって大きく異なるため、あくまで私の場合の数値となります。

PPPoEは厳しすぎる…
IPv6に期待のみ!

IPv6開通メールが来たらIPv6で接続設定する

IPv6開通は楽天ひかりからのメールまたはメンバーズステーションから確認できます。

IPv6手続き中のため完了まで待ちます
IPv6手続き中のため完了まで待ちます

開通手続きが終わると「【重要】<※必ずご確認ください>IPv6開通完了のお知らせ」メールを受信するとともに、メンバーズステーションのステータスも「利用中」に更新されています。

楽天ひかりIPv6利用可能になりました
IPv6サービス開通しました

楽天ひかり開通は土曜日でIPv6開通は火曜日15:30(メール受信時刻)でした。

日曜日と月曜日(祝日)を挟んだため、スムーズに進めば実質翌営業日にはIPv6が開通するんだと思います。

IPv6開通!

IPv6クロスパス設定が終わったら、改めて楽天ひかりの通信速度を確認します。

ルーターの設定でインターネット接続タイプをPPPoEからDS-Liteに変更し、AFTR名に楽天ひかり指定の名前を設定して反映します。

接続タイプをPPPoEからDS-Liteへ変更
PPPoEからDS-Liteに変更

DS-Liteでインターネット接続していることを確認できました。

DS-Liteでインターネット接続できました
DS-Liteでインターネット接続できました

いよいよ速度の計測

早速楽天ひかりの速度(IPv6)を確認してみます…確認したのは、設定も落ち着いた翌土曜日の午前10:00頃です。

劇的な速度向上は無かった…
劇的な向上はありませんでした

期待していたほどの速度向上にはならず…ドコモ光(Asahi-net)よりも多少遅いかも…

夜間帯はまた少し速度が下がっている感じがします…

ベストエフォートですからね…

これはもう受け入れるしかないですね…次の1年無料があるのが救いです

我が家はオンラインゲームやストリーミングなどの速度を求められるコンテンツをあまり使用していないのでこれでも十分です。

在宅勤務でTeams、WebEX、Zoomも特に途切れることなく使えていますので、日常使用には問題ないです。

6.楽天モバイル契約があれば楽天ひかりはお得に利用できる

楽天モバイル契約”とセットにすることで楽天ひかりの基本使用料が1年無料になるお得なキャンペーンがあることも乗り換えた理由です。

楽天モバイル契約があれば楽天ひかりの選択肢もアリ

楽天モバイル楽天ひかり」で私の場合(工事費やオプションの利用なし)は、楽天ひかり開通月から1年(12か月)間の費用は初期登録料の1,980円(税込)で済みます。

1か月目はドコモ光からの満額請求4,620円(税込)となりますが、契約更新月となっているため契約解除料は発生しません。

なお、「事業者変更承諾番号」の手数料は、ドコモ光から切り替え日の翌月以降に3,300円(税込)の請求が発生します。

期間 ドコモ光を
継続
楽天ひかりに乗り換え
ドコモ光 楽天ひかり
1か月目 ¥4,620 ¥4,620 ¥0
2か月目 ¥4,620 ¥3,300 ¥0
3か月目 ¥4,620 ¥0 ¥1,980
4か月目 ¥4,620 ¥0 ¥0
5か月目 ¥4,620 ¥0 ¥0
6か月目 ¥4,620 ¥0 ¥0
7か月目 ¥4,620 ¥0 ¥0
8か月目 ¥4,620 ¥0 ¥0
9か月目 ¥4,620 ¥0 ¥0
10か月目 ¥4,620 ¥0 ¥0
11か月目 ¥4,620 ¥0 ¥0
12か月目 ¥4,620 ¥0 ¥0
合計 ¥55,440 ¥9,900
¥45,540

1年間の費用(税込)を単純比較(ドコモ光は割引なしとして)すると…

\\ 45,540円のお得 //

1年間の基本料無料キャンペーン適用が終了すると月額4,180円(税込)となりますが、ドコモ光よりも割引なし価格で低価格です。

ドコモ光にはNTTドコモとも契約によっては光セット割が適用できます。

一概に楽天ひかりが良いとも言い切れず、最終的には現在の料金プランと支払額を確認した上で検討が必要です。

楽天ひかりの考慮事項もある

いいことだけではなく、考慮しておかないといけない点もあります。

  • 契約期間が3年
    楽天ひかりは契約期間が3年(36か月)ごとの自動更新となり、無料解約期間以外での契約解除手数料は9,500円(税別)が発生します。

    契約期間が2021年9月(開通日の翌月)から2024年8月の36か月間の場合、無料解除申請期間は2024年8月から2024年10月の3か月間となります。

    ※無料解約申請期間内に解約申請、または事業者変更承諾番号の発行を行い、無料解約申請期間初月から5カ月以内に回線撤去もしくは他社光コラボに事業者変更が完了した場合が条件のため、無料で解約したい場合は事前のすけっジュールが重要です。

    申し込み後に郵送される契約のお知らせを必ず確認しましょう。
  • 楽天市場でのSPU!ポイント+1倍
    楽天市場でのSPU!倍率が+1倍となるため、楽天商品やサービスを多く利用している場合は更にお得になります。

速度が期待ほどでなかったら…

折角乗り換えても速度が期待程ではなかったら、契約解除手数料を支払って別の光プロバイダに乗り換えることもできます。

1年無料はお試し期間だと思えば、割り切ることもできますね。

速度のボトルネックがWiFiルータからプロバイダ間の光回線だとした場合、他の光プロバイダに乗り換えても大きな速度向上は望めないのですが、その切り分けはある程度専門知識が無いと難しいですね。

何れにしても、速度は実際に切り替えてみないと判らないところですし、ベストエフォート(速度保証なし)での提供なので仕方ありません。

7.まとめ

楽天モバイル楽天ひかりで期待値程の速度向上はありませんでしたが、日常使用に支障はないため特に不満はありません。

1年無料のお試し期間後も残りの2年間は使い続けられそうです!?

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  • 高速通信の恩恵を享受するにはIPv6クロスパス対応ルータやPC/スマホが必要
  • 光回線乗り換え手続きは携帯電話のMNP手続きイメージで進められる
  • 乗り換えの過程でルータの設定変更(PPPoE→IPv6)が必要になる
  • ベストエフォート(速度保証なし)のため、実際の速度は使ってみないと判らない
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