IoT(Internet of Things)を使い、車とインターネットの接続が身近になりました。
RAV4では、どのグレードでもIoTの基盤となる専用の通信装置(DCM)が標準装備です。
トヨタではIoTを使った、インターネット(トヨタスマートセンター)とのコネクティッドサービスをT-Connect(ティーコネクト)と呼んでサービスを提供しています。
◆目次◆
1.T-Connectサービスをフルに利用するための準備
2.T-Connectサービス設定する
3.スマホアプリで車の状態を把握する
4.スマホアプリでドライブ診断を確認する
5.スマホアプリ以外のT-Connectサービス
6.まとめ
1.T-Connectサービスをフルに利用するための準備
T-Connectの通信基盤となるDCMはRAV4全グレード標準装備ですが、色々なサービスを利用するには更に、対応ナビやスマホアプリが必要です。
T-Connectサービスは申し込みが必要です
T-Connectサービスを利用するには申し込みが必要です。
担当営業が車両購入時に申し込み手続きをしてくれますので、納車時点で即サービスを利用できます。
心配であれば、担当営業に確認しておきましょう。
T-Connect対応ナビが必要です
T-Connectサービスをフルに活用するには、ディーラーオプションのみとなっているT-Connect対応ナビが必要となるため、車両と一緒に購入しましょう。
パイオニアやアルパインのような、いわゆる社外ナビでは未対応(2020年2月現在)となり、一部T-Connectのサービス対象外となりますが、社外ナビメーカーでは、各メーカー独自のコネクティッドサービスを利用できます。
RAV4が対応するサービス | DCM単体(社外ナビ/ナビレス)の対応 |
オペレータサービス | × |
エージェント(音声対話サービス) | × |
マップオンデマンド/ハイブリッドナビ | × |
eケア(走行アドバイス) | ○ |
ヘルプネット(エアバッグ連動タイプ) | ○ |
マイカーSecurity | ○ |
ドライブ診断 | × |
ディーラーオプションナビは、ナビ・オーディオページで確認できます。
各サービスの詳細は、コネクティッドサービスページで確認できます。
スマホアプリが必要です
「MyTOYOTA for T-Connect」をスマホにインストールします。
アプリは、iOS版とAndroid版があるので使用している端末によって何れかをインストールしておきましょう。
4年目以降は利用料が発生します
3年間(初度登録日より初回の36ヶ月点検(車検)月の末日まで)は無料ですが、4年目以降は毎年13,200円(税込)が必要です。
3年分間は無料となっていますが、車両代金に含まれているという表現が正しいですね。
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2.T-Connectサービス設定する
納車されたら、早速T-Connectサービスを利用するための設定をしましょう。
設定が終われば、「車両本体(DCM)、T-Connecナビ、トヨタスマートセンター、スマホ」が連携してT-Connectサービスをフルに利用できます。
T-Connectナビを設定する
ナビゲーション側で最低限必要な設定は、ディーラーが既に納車時点で設定済です。
納車時に担当営業から説明を受けましょう。
スマホアプリを設定する
スマホにインストールした「MyTOYOTA for T-Connect」にアカウントを登録してT-Connectと連携します。
アカウントには、3種類あって分かり辛いですが理解しておきましょう。
- TOYOTA/LEXUSの共通ID
「MyTOYOTA for T-Connect」のログインやGAZOO等のトヨタのサービスを使用するためのアカウント
- T-Connect契約アカウント
T-Connectご利用申込書に記載された、T-Connectに操作をするためのアカウント
- T-Connectサポートアドレス
T-ConnectのIDやパスワード再発行時に使用するためのアカウント
- TOYOTA/LEXUSの共通IDを新規取得
まだ共通IDを持っていないため、新規取得から始めます。 - T-Connectアカウントで共通IDを取得する
T-ConnectアカウントでTOYOTA/LEXUS共通IDを取得します。 - T-Connectアカウントを入力する
T-Connect利用申込書にある、「ご契約ID」と「パスワード」を入力します。 - メールアドレスを入力して受信した認証番号を入力する
このメールアドレスがTOYOTA/LEXUS共通IDとなります。 - 登録情報確認とパスワードを設定する
登録情報(住所、氏名等)の確認とパスワードを設定します。 - TOYOTA/LEXUSの共通ID登録を完了する
TOYOTA/LEXUSの共通IDは、メールアドレスとなります。 - 共通IDとT-Connectアカウントが自動連携する
こここ - アプリに車両情報が表示される
連携された車両情報がアプリからみられるようになります。
T-Connectサポートアドレス登録も忘れずに
サポートアドレスの登録で、T-Connectに関する情報変更や確認に利用できます。
登録(確認)は、インターネットから行いました。
- T-Connectインターネットサイトにアクセスする
T-Connectサービスサイトにアクセスして、T-Connect利用申込書の「契約ID」とパスワード(初回のみ)でログインします。
※2回目以降は、TOYOTA/LEXUS共通IDでも(登録完了していれば)ログイン可能です。 - サポートアドレスに使用するメールアドレスを入力する
TOYOTA/LEXUSの共通IDで登録したメールアドレスでも可能です。 - 入力したメールアドレスに届いたアドレスでメールアドレスを認証する
メールに記載されているリンクをクリックしてメールアドレスを認証します。 - サポートアドレスの登録を完了する
メールアドレス認証が終われば登録完了です。
※登録内容は、「客様情報」から確認できます。
3.スマホアプリで車の状態を把握する
スマホアプリからは、車の状態や位置を確認できて非常に便利です。
一部機能は車両のセキュリティに関わるため、T-Connectアカウントを都度入力する必要があります。
セキュリティ(T-Connectアカウント入力必須)
車の様々なセキュリティ状態を表示してくれます。
- ドア
ドアのロック
ドアの開閉状態 - 窓・ルーフ
ムーンルーフ
パワーウィンドウ - ランプ
ハザードランプ
ヘッドランプ
車幅灯 - その他
ボンネット
キー
オートアラーム
車の現在位置(T-Connectナビの事前設定、T-Connectアカウント入力必須)
自車位置をスマホアプリから地図上に表示してくれます。
別のマップアプリで表示させることもできます。
利用には、「T-Connectナビからの通知許可設定が必要」かつ、「最大2カ月経過すると自動解除」されますが、再設定すればまた2か月継続できます。
車両から位置情報をインターネット経由で通知することになり、途中の盗聴や売却後の情報利用等のリスクがあるため、無期限は危険と判断されたのではと考察します。
ヘルスチェック
車の健康状態を確認できるので、異常があればディーラーで診てもらいましょう。
車両の警告灯が点灯した場合、コールセンターへコンタクトしてアドバイスを受けられたりディーラーにも連絡してもらうこともできます。
4.スマホアプリでドライブ診断を確認する
「安全」と「エコ」の観点で運転を採点し、週間と月間のレポートで確認できます。
週間レポート
月曜日から日曜日までの分が水曜日に配信され、各項目を5つ星で採点し、総合的評価は点数で表示してくれます。
アドバイスもしてくれるので、今後のドライブの参考になります。
月間レポート
前月分を15日に配信され、週刊レポートと同じく各項目を5つ星で採点し、総合的評価は点数で表示してくれます。
レポートもあります。
更に、燃費は全国又は登録県で順位表示してくれます。
画像は全国での表示ですが、都道府県別でも同様に確認できます
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5.スマホアプリ以外のT-Connectサービス
スマホアプリ以外でもT-Connectサービスは充実しています。
オペレータとのコミュニケーションができる
T-Connectナビからオペレータを呼び出し、行きたい場所を探してもらい、T-Connectナビに目的地を設定してくれます。
24時間365日、専任のオペレータが対応して貰えるのはうれしいですね。
新しい道路情報でナビの情報を更新できる
新規開通等の道路情報を取得してナビの情報を更新できます。
ナビは地図情報が大事なので、ディーラーで全データ更新をすると手間がかかるので、タイムラグが少なく最新になるのはうれしいですね。
ただし、1回は全データ更新が必要で、条件を満たせば最長5年間更新できます。
T-Connectサービス同士の走行情報を使ったルート設定ができる
T-Connectサービス利用者から集めた走行情報を使ったルート検索をしてくれます。
実走行に基づいた最新の情報でルートを検索してくれるので、より適切、最短となるルートを案内してくれるのはうれしいですね。
6.まとめ
T-Connectは、カーライフへの安全、安心を提供するサービスです。