PayPayの利用特典が2020年4月から大幅に変わります!
この変更はPayPay利用時の基本的な特典変更となる「PayPayボーナス」であり、全PayPay利用者に影響がでるものとなります。
一言で言うと「利用実績ベース」での付与率になります。
Yahoo! JAPANカードやジャパンネット銀行との連携、PayPayボーナスライト等に変更はありません。
前回の変更は、2019年10月でした。
◆目次◆
1.PayPay利用特典(PayPayボーナス)付与率が変更になる
2.特典には上限がある
3.結局どうすれば最大付与率を維持できるのか
4.PayPayはこの先どう使っていくべきか
5.まとめ
1.PayPay利用特典(PayPayボーナス)付与率が変更になる
今迄、基本のPayPayボーナスは一律1.5%の還元率でしたが、0.5%からスタートし、前月の利用実績に応じて当月分が決まります。
なお、キャンペーンポイント(PayPayボーナスライト)は今まで通りです。
利用条件とPayPayボーナス付与率を確認
通常付与率に一定条件をクリアすれば追加の付与率が付与されます。
- 通常付与率
0.5% - 前月の100円以上の決済回数が50回以上
0.5% - 前月の決済金額10万円以上
0.5%
利用条件の2.と3.の両方を満たせば通常付与率0.5%に+1%(0.5%+0.5%)され、最大1.5%になる計算です。
前月の利用実績で当月の付与率が決まる
通常付与率以外は、前月のPayPay決済利用状況で決定されるため注意が必要です。
例えば、2020年4月の最終付与率は、2020年3月の利用実績によって決まります。
このため、2020年4月からの利用特典変更は、2020年3月から適用されています。
付与条件 | 前月判定 | 当月判定 |
基本付与率 | – | 0.5% |
決済回数 | ○ | 0.5% |
× | 0% | |
決済金額 | ○ | 0.5% |
× | 0% |
前月分の利用実績をもとに当月付与率が決定されるサイクルを繰り返すことになります。
どうすれば最高付与率をゲットできるか
最高付与率をゲットし続けるには、ある程度考えて決済する必要がありますね。
●決済回数を達成するには
少額決済を積み重ねるしかないのですが、サラリーマンだったら1か月20日出勤で毎日コンビニを2回利用したとしても達成できませんね…
例えば、120円のおにぎりと100円のパンだったら、それぞれで決済してもらえば決済回数2回にはなりますが、お店の人に確実に嫌われそうです。
混んでいないセルフレジだったらありかもしれません。
決済回数を求めるなら、ランチはお弁当にしないでおにぎりやパン等の少額食品を複数買って会計を都度したいですね。
●利用金額を達成するには
クレジットカード決済だけでも中々毎月10万円は使わない訳で…
携帯代金や公共料金をPayPay決済することもできませんし。
決済回数稼ぎにランチをコンビニで毎日買ったとしても、利用金額としてはせいぜい1万円くらいでしょうか。
ファミレスや飲み屋で頑張って使っても、10万円の壁は高いですね。
どちらの条件も容易いものではない!
PayPayチャンスは終了
PayPayチャンスは、実店舗のPayPay加盟店での決済時に、一定の確率で付与上限までのPayPayボーナスが付与されるものでした。
私は、今までPayPayチャンスで当選したことはありませんが…
PayPay開始時のキャンペーンでは高額商品を購入し、PayPayチャンスによって実質無料なんてことがニュースにもなって顧客が殺到したこともありました。
利用の手軽さは変わらない
PayPay決済の利用方法やYahoo! JAPANカード、ジャパンネット銀行との親和性は今まで通りです。
FelicaやApplePayのように特殊なハードウェアを利用せず、アプリをスマホにダウンロードし、利用登録の後に手軽に利用できます。
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2.特典には上限がある
使えば使うほど無条件に特典を享受できるものではなく、PayPayボーナスには一定の付与上限が決められていることも認識しておきましょう。
- 決済1回あたりの付与上限
7,500円
- 1か月当たりの付与上限
15,000円
どのくらい使うと付与上限に達するのか
付与上限に達するには、どの程度決済すれば良いのでしょうか。
決済時に利用できる最大額は、PayPay残高支払いで50万円まで(過去24時間)となります。
更に、過去30日間では200万円までとなります。
●決済1回あたりの付与上限
最大付与率以外は、複数日に分けて決済する必要があります。
基本付与率(0.5%) | 中間付与率(1.0%) | 最大付与率(1.5%) |
1,500,000円 | 750,000円 | 500,000円 |
●1か月あたりの付与上限
基本付与率以外は、複数日に分けて決済する必要があります。
基本付与率のみでは、過去30日間で200万円までの壁があり、上限まで利用することができません。
基本付与率(0.5%) | 中間付与率(1.0%) | 最大付与率(1.5%) |
3,000,000円 | 1,500,000円 | 1,000,000円 |
3.結局どうすれば最大付与率を維持できるのか
加えられた2つの条件を達成し、独り身サラリーマンで毎月最大の付与率をゲットするにはどうすればよいかを考えました。
決済回数の達成
- 毎日コンビニ決済を2回以上に分ける
2回×20日=40回
- たまには外でランチする
5回
- PayPayモール等で物品購入
1回
これでも46回にしかならないので、あと数回、コンビニでの少額決済を重ねればやっと50回に達成します。
決済金額の達成
- 毎日コンビニ決済
500円×20日=10,000円
- たまには外でランチする
1,000円×5回=5,000円
- PayPayモール等で物品購入
20,000円×1回=20,000円
これでも35,000円にしかならないため、10万円には程遠い…
結局のところ最大付与率を維持することは難しい
試算してみましたが、結局のところ「最大付与率の維持は困難」です。
頑張っても「利用回数」でしょうか。
家族が居る等で複数で利用する機会が多い場合は、皆の力で達成することはできるとは思いますが、何れにしてもハードルが高くないですか!?
4.PayPayはこの先どう使っていくべきか
通常付与のPayPayボーナスを継続的に最大付与率で維持していくことは難しいことが判りました。
今後は、通常付与以外でうまく貯めて、上手に使っていくことをおススメしたいと思います。
PayPayボーナスライトを貯める
PayPayのキャンペーンポイントであるPayPayボーナスライトを貯めて、使い忘れないようにすればPayPayはお得に使えます。
PayPayボーナスライトは60日間の利用期限が設定されており、使わなければポイントは失効します。
なお、キャンペーンによって付与率や上限金額が設定されるため、キャンペーンの詳細(特に注釈)をよく確認しておきましょう。
PayPayボーナス | PayPayボーナスライト | |
ポイント有効期限 | 無期限 | 60日 |
付与率 | 最大1.5% | キャンペーンにより異なる |
上限金額 | 7,500円/回 15,000円/月 | キャンペーンにより異なる |
いっそPayPay以外を使うという手も…
この機会にコード決済の利用を見直す機会かもしれません。
- PayPay
- au Pay
- LINE Pay
- 楽天Pay
- メルペイ
- ファミペイ 等
au Payは、10億円キャンペーンで顧客を取り込みましたが、この先はPayPayのように還元率の縮小等、引き締めを図ってくると推察します。
結局、キャンペーン目当てで使っていたのが今迄なので「継続利用」という観点でみると、自分のライフスタイルにあった決済方法を見つけていくしかないですね。
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5.まとめ
PayPayの利用特典は2020年4月から大幅に変更されます。
- 2020年4月からPayPayボーナスの特典付与率は先月の利用実績により変動する
- PayPayチャンスは2020年3月末日をもって終了する
- 利用のしやすさは今まで通り
- キャンペーン(PayPayボーナスライト)は今まで通り展開される
- Yahoo! JAPANカードやジャパンネット銀行等との親和性は変わらない