◆目次◆
1.物理カード版Quoカードとは
2.デジタル版Quoカードとは
3.物理カード版とデジタル版Quoカードの比較
4.デジタル版Quoカードを使うには
5.デジタル版Quoカードへの期待
6.まとめ
Quo(クオ)カードは、よく贈答用としてプレゼントされるカード型の商品券で、物理カード版のみのサービスでしたが、2019年3月から「QuoカードPay」として、デジタル版が新たに加わりました。
物理カード版とデジタル版との違いや、利用方法、注意点について見て行きます。
1.物理カード版Quoカードとは
1995年から発行が開始されたプリペイド型の商品券です。
全国約57,000店のQuoカード加盟店(コンビニ、ドラッグストア、ファミレス、ホテル等)での支払いに利用できます。
Quoカードは、企業のキャンペーンや個人からのちょっとしたイベントでのギフトとして広く認知され、皆さんも一度は手にしたことがあると思います。
因みに、私は、「すかいらーく(ガスト、バーミヤン等)」で良く使っていたのですが、2018年6月末をもって提携終了しました…残念!
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2.デジタル版Quoカードとは
2019年3月からサービスが開始されたプリペイド型のデジタル商品券です。
物理カード版と同じ使い勝手で…と言いたいのですが、物理カード版とは購入方法や利用方法に違いがあるため、利用シーンに合わせて購入する必要があります。
3.物理カード版とデジタル版Quoカードの比較
物理カード版とデジタル版は、同じQuoカードでも利用できる加盟店や利用方法に違いがあります。
デジタル版はまだ開始されて日が浅いため、物理カード版と比較するとまだこれからですね。
以下に、簡単な比較表を作りました。
比較項目 | 物理カード版 | デジタル版 | 特徴 |
購入場所 | ・取扱店店頭 ・インターネット(クオギフトショップ) | インターネット(QuoカードPayオンラインストア)のみ | 限定デザインカード発売やオリジナルデザイン作成ができる |
購入金額 | ・クオギフトショップでは券面300円から購入可能 ・店頭では券面500円から購入可能 | ・券面額50円から購入可能 ・手数料は6% ・注文1件あたりの最低金額は、3,000円以上10億円以下 | ・クオギフトショップで券面額が低額の場合、コストの関係で券面額よりも販売価格が高い場合がある ・高額券面の物理カードは、プレミア(券面10,000円の場合、180円)がつく |
支払方法 | ・店頭では一部を除き現金 ・クオギフトショップ購入は、銀行振込、代金引換 | 銀行振込のみ | クレジットカードやデビットカード類は、デジタル版であっても使用できない |
Quoカード配布方法 | 手渡しや郵送 | バリューコード(URL)を、電子メールやSNSから送付 | デジタル版は郵送のための手間や費用が必要なく、特に法人利用には便利になる |
使えるお店 | 全国約57,000店のQuoカード加盟店 | ローソンを皮切りに順次拡大中 | デジタル版加盟店はまだまだ少ない |
使い方 | 物理カードを店員に渡して決済する | 端末(スマホ、タブレット等)にバリューコードを表示させた状態で店員がスキャンして決済する | アプリを利用することで、バリューコードや支払い管理がより便利になる |
有効期限 | なし | 発行日から最大3年間 | デジタル版は有効期限に注意が必要になる |
4.デジタル版Quoカードを使うには
デジタル版利用のハードルは高くなく、アプリ利用することで更に利便性が向上します。
QuoカードPayを利用するための最小構成
- バリューコード(URL)を受信するために、ギフト送信者が指定する環境(メール、SNS等)が必要
- 利用するために「バリューコード(URL)を表示できる端末」が必要
- バリューコード(URL)を表示するために「インターネットに接続している」ことが必要
アプリの使用で更に便利に
Android/iOS向けのアプリ(QuoカードPay)を利用することで、より簡単・便利に使うことができます。
特に、複数のQuoカードPayを管理、利用するためには必須と言えるでしょう。
機種変更等で端末を変更する場合でも、変更手続きにより情報を引き継げるため安心です。
・有効期限が近いものから自動使用されるため無駄なく使いきれる
・QuoカードPayのバリューコード(URL)クリックで登録されるためモレがなく、第三者にバリューコード(URL)がわかってしまってもアプリ以外では利用できないためセキュリティ面で安心できる
デジタル版の注意点
- デジタル版と物理カード版相互の交換はできない
- 送り先にインターネット環境がない場合は配布できない
- バリューコード(URL)の受信や決済時、アプリ利用時の通信料は利用者負担となる
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5.デジタル版Quoカードへの期待
まだまだかれからのデジタル版のため、今後への期待が膨らみます。
- バリューコード(URL)の購入場所を増やしてほしい
インターネット以外のコンビニやスーパーで手間や時間をかけずにサクッと購入したい
- 加盟店を増やしてほしい
ローソンからスタートして徐々に増えていますが、物理カード版と同等になると使い勝手が格段に向上する
- 他のポイント(クレジットカード等)とも連携してポイントを相互交換を実現してほしい
ポイントを集める楽しみが増える
- インターネット通販でも使えるようにしてほしい
デジタル仕様の強みが活かされることで利用シーンが増える
6.まとめ
QuoカードPayは、物理カードのイメージで使えることをコンセプトにしているため、他の〇○ペイとは異なり、会員登録(アプリ利用時を除く)やクレジットカードなどの決済プラットフォームを利用せず、アプリをインストールすることなく最低限の「支払い」を済ませることができます。
当面は個人よりも法人がキャンペーン等で採用し、デジタルギフトとしてのQuoカードプレゼントが徐々に増えるに伴って、加盟店も増えていくはずなので今はまだ寂しいです。
”ギフト”として成長しているQuoカードですが、AmazonギフトカードやApp Store&iTunesギフトカードのように、コンビニでサクッと購入してプレゼントできる仕組みを作り、電子マネーも視野に個人の日常利用にも発展することを期待しています。