アメリカン・エキスプレス（American Express）通称アメックス（AMEX）は、外資系のクレジットカードで持っているだけでちょっとしたステータスにもなり得る敷居が高いクレジットカードと思っていませんか？
実は決してそんなことはなく、普通の会社員の私でも躊躇なく持てるクレジットカードです。
そんなアメックスカードを実際に申込みましたので、審査、カード到着後の利用開始手続きまでを解説していきます。
2年ほど前に一度申し込んだのですがその時は否決され、今回申し込んだところ可決されました。
◆目次◆
１．アメックスカードにも種類がある
２．アメリカン・エキスプレス・カード（グリーン）を申込む
３．審査通過すればアメックスカードからWelcomeメールが届く
４．カードは本人限定郵便で届く
５．カード到着後にやっておくべき手続き
６．アメックススマホアプリからも確認できる
７．利用可能額は都度変動する
８．アメックスカードは成長を楽しむカード
９．まとめ
１．アメックスカードにも種類がある
アメックスカードには、アメックス自体が発行している場合と提携のクレジットカード会社が発行している場合の2通りがあります。
今回申込んだのは、アメックス自体が発行しているプロパーカードと呼ばれるクレジットカードです。
プロパーカードでも提携カードを発行していますが、純粋なプロパーカードでWebから申し込めるのは3つのカードです。
この中で私が申し込んだのは、「アメリカン・エキスプレス・カード」通称「グリーンカード」です。
アメックスカードに年会費無料のカードはありませんので、年会費が最小限の13,200円で済むグリーンカードでアメックスカードを体験してみて、使わないなら解約というのもアリです。
| カード種別 | カード概要 | 年会費（税込） |
| アメリカン・エキスプレス・カード | アメックスカードの基本カード | 13,200円 |
| アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード | ゴールド・カードのみのサービスを充実 | 31,900円 |
| プラチナ・カード | カード素材（メタル製）やサービスで最高を享受 | 143,000円 |
どのカードを選んでも、金額の大小はありますがポイントプログラム、家族カード、保険サービスが充実しており、旅行や宿泊、特に海外に行く機会がある方に最適なカードです。
なお、提携のクレジットカード会社が発行しているアメックスカードの例としては、「セゾン パール・アメリカン・エキスプレス・カード」や「MUFGカード・イニシャル・アメリカン・エキスプレス・カード」等があります。
この場合の申込や審査は各クレジットカード会社で行われ、国際ブランドとしてアメリカン・エキスプレスがVISAやmastercardのように付与されるタイプになります。
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２．アメリカン・エキスプレス・カード（グリーン）を申込む
申込の主流はインターネット（Web）申込となっていて、インターネットから申し込むことで入会キャンペーン等の特典対象にもなりますし、カード到着までの時間も最短となります。
申込は日曜日のお昼に行いました。
アメックスカード（グリーン）の入力項目は他社に比べて少ない
国内のクレジットカード会社への申込に比べて、入力項目が少ない印象です。
インターネット入会に必要な事項は以下の通りでした。
- 本人情報
氏名（漢字、カナ、ローマ字）
電話番号
電子メールアドレス
性別
生年月日
- 連絡先
住まい（賃貸、持ち家）
住所
- 収入
職業及び役職
年間所得
預貯金・有価証券額
他社所持カード
勤務先名
勤務先電話番号
企業形態
- その他
家族カード申込有無
優待情報配信有無
フリープロテクトプラン加入有無
殆どの他社クレジットカード申し込みに時に入力する、借り入れ状況や運転免許証番号等は必要ありませんでした。
自動審査により最短60秒でカード発行承認
必要事項が揃ったら申込と同時に機械による自動審査が行われます。
個人信用情報等を照会し、問題なければWeb画面に審査完了が表示され、カードの到着を待つだけです。
私の場合、残念ながら継続審査となったため60秒では結果が出ませんでした。
また、メールでは「カード申し込み受付完了のお知らせ【AMERICAN EXPRESS】」が届きます。
個人信用情報機関への照会は直ぐに行われる
申込直後にCIC及びJICCへの信用情報照会をしていることが開示してわかりました。
自社情報及び個人信用情報機関の外部情報から総合的に合否判断されているのでしょう。
アメリカン・エクスプレスが加盟する個人信用情報機関は、株式会社 シー・アイ・シー（CIC）と株式会社 日本信用情報機構（JICC）です。
CIC及びJICCを開示して照会記録を確認しました。
- 登録元会社
アメリカンエキスプレスインターナショナル - 保有期限
令和2年05月末日 - 氏名
入力した氏名 - 生年月日
入力した生年月日 - 郵便番号
入力した郵便番号 - 電話番号1
入力した電話番号 - 電話番号2
入力した電話番号 - 照会日時
申込をクリックした直後 - 照会区分
契約者 - 申込区分
カード等 - 契約予定額
0千円 - 支払予定回数
0回
※商品名及び数量・回数・期間の項目もありますが、これらは何れも空白
- 照会会社名
アメリカン・エキスプレス・インターナショナル・インコーポレイテッド - 照会年月日
申込をクリックした直後 - 照会機関
自機関 - 照会対象
本人 - 照会目的
契約照会 - 取引形態
クレジットカード（ショッピング）
※商品名、申込金額、退会年月日の項目もありますが、これらは何れも空白
３．審査通過すればアメックスカードからWelcomeメールが届く
3日後の水曜日午前5:00過ぎに「【American Express(R) Card】ようこそ、アメックスへ。」という題名のメールを受信しました。
このメールを受信したということは、審査可決し、カード到着を待つばかりです。
前回申し込み時は、メールでの案内はなく、香港（だったと思います）からのエアメールで見送りが通知されました。
審査通過にプラスの要因を考察する
前回の2年前は否決だったため、今回何故通過できたのかを考察します。
- 勤続年数の変化
同じ会社で勤続年数が経過してスコアリングに優位に働いた
- 年収の変化
年収が増加してスコアリングに優位に働いた
- 金融事故の変化
異動や破産などの事故はないためスコアリングに優位に働いた
審査通過にマイナスの要因を考察する
前回の2年前に比べてマイナスであろう要因を考察します。
- 借り入れの増加
車のローンやリボ払い等の借り入れ増加はマイナスに働いた
- 短期間に複数申込
1か月の間に3社に申込み何れも否決されたことでマイナスに働いた
上記要因を総合的にみると、勤続年数や年収の変化がマイナス要因よりもプラスに働いたのではないかと考えます。
アメックスでは、異動（金融事故）有でもカード発行されたという事例も散見されることから、過去よりも現在、そして今後を見据えて優良顧客になってもらえるかを判断しており、外資系らしい部分ではないでしょうか。
日本では1回失敗すると人生終わりみたいな雰囲気ですが、海外では今そしてこれからを重視する傾向が強いと感じます。
４．カードは本人限定郵便で届く
申込から5日後に郵便局からカード到着の案内（本人限定郵便）が届きました。
本人限定郵便の場合、自分でゆうゆう窓口に出向くか、配達依頼をしてもらうか手続きする必要があります。
また、受け取りの際は身分証明書を提示して申込時の情報と身分証の情報を照合し、間違っていなければカードを受け取ることができます。
申込（日曜日）、受け取り通知（金曜日）となったため、かかった期間は5日間となり、とても速い印象です。
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５．カード到着後にやっておくべき手続き
カードを手にしたら早速使ってみたいですが、その前にWelcomeメールに記載のあった2つのことは最低限実施しましょう。
- カード用暗証番号を設定する
- 引き落とし口座を設定する
オンラインサービス用アカウントを作成する
何れの手続きにもオンラインサービスへの登録が必要となり、新規登録にはカード番号とセキュリティコードが必要なので手元のカードを見ながら登録しましょう。
| カード会社 | カード番号 | セキュリティコード |
| アメリカン・エキスプレス | 15桁 | 4桁（前面） |
| その他クレジットカード | 16桁 | 3桁（背面） |
- カード番号とセキュリティコードを入力する
カード券面の情報を入力します。
- ユーザーIDとパスワードを設定する
オンラインサービスへのログイン時に使用するユーザーIDとパスワードを自分で決めます。
- 本人認証のための情報を入力する
申込時に入力した本人属性情報を本人確認のために再入力します。
- 電話用暗証番号を設定する
自動応答等での本人認証用に使用する暗証番号を自分で決めます。
- TOP画面が表示されれば終了です
カード用暗証番号を設定する
カード用暗証番号は、ICチップを利用した決済等で入力する暗証番号です。
暗証番号を忘れた場合は、サインで対応も可能ですが現在の主流はICチップに移っていますので暗証番号は忘れないようにしましょう。
忘れた場合に再設定するには書面やり取りなどで時間と手間がかかります。
- 本人確認する
先に設定した、電話用暗証番号とセキュリティコードで本人確認します。
- カード用暗証番号を入力する
自分で決めた4桁の暗証番号を設定します。
- 受付完了となればOKです
初めてICカード端末で決済した場合のみサインが必要ですが、2回目以降はカード用暗証番号のみで利用できます。
引き落とし口座を設定する
カード利用代金決済用口座を設定するには、同封の書面で手続きすることもできますが、オンラインによる口座登録が簡単で最速です。
引き落とし口座が設定されるまでは、振込用紙による支払いが必要となり、手間がかかってしまいます。
なお、オンラインで手続きできる金融機関であっても、金融機関が提供するオンサインサービスの登録が無いと手続きできない場合もあるため、不安がある場合は同封の書面を直ぐに返信しましょう。
私は、三井住友銀行を決済口座としてオンライン手続きしました。
- 口座登録を開始する
- 金融機関のページで認証する
各金融機関のページで必要な手続きを行います。 - 手続き完了
６．アメックススマホアプリからも確認できる
ブラウザ以外でもiOS/Android端末向けスマホアプリを使ったオンラインサービスも提供されています。
早速、iOS版アプリをダウンロードして利用できることを確認します。
- アプリをダウンロードする
AppStoreからAmexで検索してAmexアプリをスマホにダウンロードします。
- スマホアプリからオンラインサービスを利用します
ユーザーIDとパスワードは、既に作成済のオンラインサービス用アカウントのことです。
認証されればトップ画面が表示され、スマホアプリから利用状況や利用可能額確認等、ブラウザと同様の確認、手続きができるようになります。
７．利用可能額は都度変動する
アメリカン・エキスプレスカードは他のカードと異なり、一定の利用限度額の設定が無いことから、カード到着時の台紙にも利用可能額の記載がありません。
利用可能額を知るためには、オンラインサービスを利用するか、オペレーターに電話して確認する必要があります。
- オンラインサービスを利用する
「カードご利用可能額の確認」から利用予定金額を入力する方法で、「GoodNews!」と表示されれば利用可能だということを確認できますが、24時間以内の利用回数制限（やりすぎ注意！）があります。
- オペレーターに電話する
オペレーターに利用予定額を伝えて可否を確認する方法です。
GoodNews!と表示されても使えなかったとか色々な情報があるのですが、私は10万円以上を利用する予定がある場合にはオンライン及びオペレーター双方に確認するようにします。
その場で使えませんとなってしまうのは残念過ぎますよね…
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８．アメックスカードは成長を楽しむカード
アメックスカードはカードを使えば使うほど信用がダイレクトに反映され、利用可能額のアップや上位カードへのインビテーションに繋がる成長する楽しみの一助となるカードだと思います。
カードデザインも凝っていますし、持っていて何だかステータスを感じられる不思議なカードなのです。
年会費はそれなりに必要ですが、大人のサービスを愉しみたい場合は是非1枚持って使って実感することをおススメします。
９．まとめ
- 年会費は必ず発生する
- 一律の利用可能枠がなく、信用状態によって大きく変動する
- 持っているだけでステータスを感じられる
- 可決時のカード利用までの待ち時間が短い
- 提携カードも豊富
