親戚や友人から、「保証人になってくれないか」と言われたことはありませんか?
できることなら、保証人にはなりたくないけど、諸々の事情で仕方なくという場合があるかもしれません。
車のローンでの実例をもとに、保証人になった場合の信用情報の記録を見てみましょう。
◆目次◆
1.保証人になるということ
2.保証人になった実例紹介
3.保証人は信用情報機関へ登録されるのか
4.保証人のメリットは
5.まとめ
1.保証人になるということ
オラは保証人になる!いやいや、保証人について十分に理解したうえで判断しないと危険です。保証人は、借主の身元を保証し、借主が支払えなくなったら、借主に代わって債務を支払う義務が生じます。
これが連帯保証人の場合は、借主の支払いの力に関係なく、貸主からの請求に応じて支払う義務が生じます。
いずれにしても、保証人になることは、よ~く熟慮しないといけませんね。
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2.保証人になった実例紹介
借主は車が必要でディーラーに行き、残価設定クレジット審査を申し込みましたが、保証人が条件となりました。
保証人は通常、親族で年金収入以外の安定した収入が必要で、保証人にも審査があります。
借主は親族からの保証人をあきらめ、友人に保証人を依頼し、友人は熟慮しましたが、保証人を受け入れ、審査の結果承認されました。
借主は、信用情報に異動があったため、保証人という条件になったと考えます。
CICを開示(ディーラーローン会社はCIC加盟)したところ、以下のようになっていたことからも間違いありません。
ちなみに、借主は同時申込のクレジットカード審査を通過しました。限度額は、10万円でしたので温情発行です。
保有期限 平成33年12月末日
《お支払いの状況》
返済状況 異動(平成23年11月01日)
補足内容 解消(平成25年12月01日)
終了状況 完了
《入金状況》
24か月分全て正常の$マーク
《割賦販売法の登録内容》
支払遅延有無 延滞解消
遅延発生日 平成23年11月01日
遅延解消日 平成25年12月01日
3.保証人は信用情報機関へ登録されるのか
借主は当然、CICに登録されています。保証人はどのように登録されているのでしょうか。早速CICを開示して確認しました。
《契約内容》
契約の種類:保証人
契約の内容:個品割賦
契約額:割賦元金
商品名:車両(新車)
《お支払いの状況》
報告日:毎月1回更新されている
その他項目は、空白
《入金状況》
毎月-記号
《割賦販売法の登録内容》
全項目空白
《貸金業法の登録内容》
全項目空白
結果、契約内容及び入金状況が記録されていることがわかりました。
4.保証人のメリットは
他の会員会社がCICを照会した場合、保証人情報を確認できるため、自身の借り入れとして加算されるでしょう。
商品はないけど借金だけはあるという状況になることに、メリットはありません。
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5.まとめ
保証人には一切のメリットがない。
保証人になったら、借主と同じだけの借金を背負うことになり、万が一の時は自分の財産も信用情報にも傷がつく。
だから、昔から言うように保証人にはなるなということで、親族ならまだしも、友人等3親等外の場合はなおさらです。
金の切れ目は縁の切れ目です。