格安SIMと一緒に販売される端末の一つにHUAWEI(ファーウェイ)社製スマホがあります。
ハイスペックなスマホまでは必要ないけど、日常使いでは十分な性能が欲しいという人には、「機能・性能・価格」3拍子揃ったSIMフリースマホを検討しましょう。
「HUAWEI P30 lite」を実際に購入したので、日常使いという観点でレビューします。
◆目次◆
1.日常使いって!?
2.HUAWEI P30 liteのハードウェアスペックをおさらい
3.日常使い視点でのチェックポイント
4.良い点イマイチな点
5.まとめ
1.日常使いって!?
1日のうちメール、SNS等のインターネットを介したテキストや画像のやり取りを数時間とたまの通話を「日常使い」と私は言っています。
サブ機といったほうが、イメージがつかみやすいかもしれません。
日常使いでは高スペックなスマホは不要で、長く飽きなく安全に使い続けられるかといった、ソフト面が重要だと思っています。
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2.HUAWEI P30 liteのハードウェアスペックをおさらい
HUAWEI P30 liteのハードウェアスペックをおさらいします。
- サイズ(縦/幅/厚さ/重さ)
152.9mm / 72.7mm / 7.4mm / 159g - カラー(3色展開)
ピーコックブルー
パールホワイト
ミッドナイトブラック - CPU
HUAWEI Kirin 710 / オクタコア(2.2 GHz/4 + 1.7 GHz/4) - メモリ
4 GB RAM / 64 GB ROM microSDスロット(最大512 GB) - バッテリー
約3340 mAh
(一体型のためバッテリ単体交換できない) - 測位方式
GPS / GLONASS / AGPS - コネクティビティ
Wi-Fi 802.11a/b/g/n/ac
Bluetooth 4.2 with BLE (aptX, aptX HD, HWA対応)
USB: Type-C, USB 2.0
イヤホンジャック - ディスプレイ
約6.15インチ FHD+(2312 x 1080ピクセル) TFT - カメラ
アウトカメラ(トリプルカメラ): 約2400万画素+約800+約200万画素/AF
インカメラ: 約2400万画素/FF
- 通信方式
FDD LTE
B1/3/5/7/8/18/19/26/28
TDD LTE
B41
キャリアアグリゲーション対応
auVoLTE対応
WCDMA
B1/2/5/6/8/19
GSM
850/900/1800/1900 MHz - SIM形状とスロット数
nanoSIM*2
デュアルSIM・デュアルVoLTE対応
2ndスロットはmicroSDと排他利用
- センサー
指紋認証、コンパス、環境光、加速度、近接、ジャイロ、Hall - NFC、ワンセグ
ありません - 防水/防塵
ありません - 本体付属品
マイク付イヤホン
ACアダプタ
USBケーブル
クイックスタートガイド
クリアケース
普段使いにおいては、P30 liteのような3万円台のミドルレンジスマホであれば、ほぼどんな機種でも問題は出ないので、上位のP30は不要です。
オサイフケータイやワンセグは日本固有仕様となるため、大手キャリアから販売されるAndroid携帯以外では対応機種が限定的になります。
残念ですが、防水や防塵を求める場合は上位機種になってしまいます。
3.日常使い視点でのチェックポイント
日常使い(サブ機)することを視点にチェックしていきます。
本体サイズとカラー
画面サイズが大きめのため細長い形状で、iPhoneXsMAXとiPhoneXSの中間くらいです。
片手で楽々操作できる大きさではありませんので、特に女性の方は実機で確認することをおススメします。
カラーは、青系のピーコックブルー、白系のパールホワイト、黒系のミッドナイトブラックの3種類あり、コマーシャルやパンフレットでは、ピーコックブルーが良く使われているので、イチオシは青系のピーコックブルーということでしょう。
ピーコックブルーは、光の当たり具合で色味が変わります。とても明るい色なので、目立ちますし、HUAWEI使っているなと思わせる独特な色調ですね。
ずっと触っていると指紋がついてしうので、ケースはあったほうが良いですね。黒系は更に目立ってしまうかもしれません。
数年は使用することになるので、カラーは実機を見て自分が納得した色にすることを強くお勧めします(透明以外のカバーをつけるなら関係ないですが…)。
CPUとメモリ
CPUやメモリは、アプリケーションの動作速度や記録できるデータ容量に関係しますが、日常使いであれば十分な性能を持っているので問題はありません。
実際に数日間使って動作がモッサリするとか、記憶容量が足りなくてエラーになるといったことはありません。
ベンチマークソフト「AuTuTu Benchmark v7.2.2」で計測した結果です。
キャリアスマホ(2018年モデルのGalaxy9)に比べてグラフィック性能が劣っていることがとてもよくわかります。このことから、グラフィックを多用する処理(ゲーム等)には向かないでしょう。
バッテリー
日常使いであれば1日でバッテリーが0になるということは殆どありませんし、心配であればモバイルバッテリーを携行すれば安心です。
前日に満タン充電して、平日仕事中の休憩時間や通勤時間帯にデータ通信を数時間使い帰宅時した時には、半分くらいは残量がありますが、通話した場合は半分を下回ってしまいます。
ディスプレイ
フルHDに対応していてとてもきれいな発色で、ブルーライトカットモードも搭載しています。
メーカーでも「驚くほど美しいディスプレイ」として、その快適さをアピールしていますし、文句ありません。
カメラ
アウトカメラは、トリプルカメラになってAIが自動的に最適なシーンを調整してくれます。
インカメラもアウトカメラと同じ画素数で、ミドルレンジとは思えないほど力が入っています。
日常使いとしては、風景や食べ物を撮影する機会が大半なので、必応十分ですし自分でシャッター速度等を調整(プロモード)できるので、凝った写真も撮影できる優れものです。
通信方式
SIMフリースマホとして大手3社の通信方式に対応しているかは非常に重要ですが、何れのキャリアの通信方式にも対応しています。
しかし、全てではなく一部バンドが非対応の場合があることから、大都市は気にするほどではないですが、山間部や田舎がメインという場合は注意が必要です。
SIM形状とスロット数
SIMは「nano-SIM(ナノシム)」と呼ばれる一番小さいSIMカードのみ使用可能で、2スロットあります。
2スロットあることで、2つのSIMカードを挿入して切り替えて使用する等、1台のスマホを実質2台分として利用することができます。
この場合、SDカードスロットが使えないというデメリットがありますが、日常使いでは2スロット使えるメリットのほうが大きいと思いますので、これは別記事にしたいと思います。
私は、この機能があるために「P30 lite」を選択したくらいなので…
センサー
指紋認証等のセキュリティ向けや位置情報等の探索向けセンサーが揃っているので不自由ないですし、更に、iPhoneXで話題になった顔認証も備えているので文句なしです。
例えば、指紋認証を設定しておけば、画面ロックがかかっていても指紋認証することでロックが解除され、すぐに端末を使用することができます。
本体付属品
充電器やUSBケーブルが付属しているので、追加購入無しで直ぐに充電できます。
クリアケースが付属しているので、最初はクリアケースを使ってゆっくり自分好みのケース選びができますが、画面フィルムは付属していないため、別途購入する必要があります。
私は購入した店舗で同時購入し、貼り付けて貰いました…自分でやると気泡ができたりしてイライラするので、プロにお任せしています。
4.良い点イマイチな点
まだ数日しか使っていませんが、良い点・悪い点です。
・デュアルSIM対応でプライベートと仕事用等1台で済ませられる
・防水・防塵に未対応
ミドルレンジクラスとしては、必要十分なハードウェアスペック持っているが故のイマイチになりました。
日常使いとしては、イマイチな点を許容できればこれ以上のスマホはないでしょう。
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5.まとめ
HUAWEI P30 liteは、全機種であるP20 liteから更に進化して、高いスペックを手に入れたハイコストパフォーマンス機種と言えます。
価格は本体で35,000円前後となり、格安SIMとセットで購入すれば更に安くお得に使用することができます。
日常使い(サブ機)が欲しい方は、是非「HUAWEI P30 lite」を検討しては如何でしょうか?おススメです。