たかがケータイされどケータイ。気軽に利用できるケータイ電話の分割払いも信用情報機関に登録される立派なクレジット契約です!!
◆目次◆
1.ケータイ代金の支払い内訳と支払方法
2.信用情報登録を意識すること
3.分割支払い方法と信用情報の関係
4.信用情報のどこに分割支払いが影響するのか
5.分割支払いが遅れたらどうするか
6.まとめ
1.ケータイ代金の支払い内訳と支払方法
ケータイ代金明細と支払い方法を確認してみましょう。私はドコモ以外の契約がないため、ドコモベースで書いていますが、他のキャリアでも大きな違いはないと思います。
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2.信用情報登録を意識すること
- ケータイ端末を分割支払いし、代金もクレジットカード支払いの場合
クレジットカードの情報は、信用情報機関に登録されています
端末分割支払いの情報は、信用情報機関に登録されている可能性が高いです
- ケータイ端末を分割支払いし、代金を口座振替で支払いの場合
端末分割支払いの情報は、信用情報機関に登録されている可能性が高いです
3.分割支払い方法と信用情報の関係
ケータイ端末代金支払いに遅延が発生した場合、支払い方法により信用情報への影響が異なってきます。
- ケータイ端末を分割支払いし、代金もクレジットカード支払いの場合
ケータイ端末代金の支払い契約に加え、支払っているクレジットカードの信用情報にも傷がつく
- ケータイ端末を分割支払いし、代金を口座振替で支払いの場合
ケータイ端末代金の支払い契約で信用情報に傷がつく
※ケータイ端末契約とクレジットカード契約は別物であることを意識する必要があります。
※ケータイを解約しても、端末代金の分割支払い残があれば継続して支払う必要があります。
4.信用情報のどこに分割支払い状況が影響するのか
信用情報の入金状況が非常に曲者です。ドコモで分割支払いの場合、CICに信用情報が登録されます。
一般的に、分割支払い回数は最大24回まで(2019年6月からドコモの料金体系が大きく変わり、36回払いが新設されました)です。
CICでは、入金状況を24か月分記録することができ、契約終了後5年間は保持されます。もしも入金が遅れた場合、入金遅れの情報が入金状況に登録されます。
最大記録回数が24回なので、24回払い以下を選択した場合、最大契約期間24回(2年)+契約終了後5年なので、最大7年間残ることになります。
この記録により、他社が照会した場合、この人はケータイ端末代金も支払えないのか?となり、審査に落とされる可能性が出てきます。
更に、クレジットカードでまとめて支払っている場合、クレジットカードの支払いも滞っていることになるので、そのクレジットカード契約の入金状況にも記録されることになります。ただ、クレジットカードの場合は、その後24カ月間請求を発生させて支払っていけば情報は押し出されてきれいになります。
(2019.6追記)36回で支払った場合、最大記録月数が24カ月間のため、25カ月目以降は1か月目からの入金情報が上書きされていきます。
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5.分割支払いが遅れたらどうするか
先ずはカード会社等、クレジット契約先に連絡の上支払うこと(あたりまえですが)です。
次に、信用情報(CIC)を開示して、登録の有無と入金状況を確認し、登録がない、または入金状況が正常($、-、ブランク)の場合はそのままでよいのですが、登録があり、入金状況が正常以外の記号であった場合、事実は修正できないため、最短で保持期間を終了することです。
そのためには、「残債をできる限り早く一括で支払う」ことに尽きます。こうすることで、24回の支払いを待たずに契約完了となり、保持期間を最小化することができます。
(2019.6追記)36回払いの場合、12回支払分迄で遅れがあれば、その情報が上書きされるまで支払った上で残債を支払います。こうすることで、過去の入期のクレ情報が記録されることなく、ホワイト情報として5年間保管されることになります。
6.まとめ
ケータイ端末の分割支払いも、立派なクレジット契約であり、信用は金額の大小に関係ありません。
もし、クレジット審査に通らない場合でケータイ端末を分割支払いしているのであれば、一度CICを開示して入金状況を確認することをおススメします。
入金遅れを無しにすることはできないため、遅れたら最短で支払うことで傷口は最小になります。
クレジット契約の支払いで入金遅れの場合は、すぐに解約せずにその後24カ月間は請求を発生させて入金状態を全て正常にすることが最優先です。