ETCを利用する場合、ETCカードを車載器に挿入します。ETCカードは、「ETC専用カード」として発行され、クレジットカードからは分離される(物理カードにクレジットカードとETC機能が同居しない)ことになりました。一体型を利用している方は、カード更新時等のタイミングで変更されてしまうことから注意が必要です。
1.ETCとクレジットカードの関係
ETCとは、Electronic Toll Collection System(自動料金収受システム)のことで、車に取り付けた車載器と有料道路に設置されたアンテナ間での無線交信によって、通行料を自動的に計算し、紐づけられたクレジットカードに請求することで後日引き落とされる料金徴収システムです。
クレジットカードを使わないETCカードも存在しますが、デポジットが必要だったり年会費が必要だったりで面倒なことが多いため、クレジットカードを所持している方は、素直にクレジットカードに付帯するETCカードを利用したほうが賢明です。
各種施策により、ETC車載器の装着率が高くなったことで、近年では一般レーンが減少し、一般レーンでも係員不在の料金所が多くなりました。最新の車載器は、「ETC2.0」と呼ばれます。
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2.クレジットカードに付帯するETCサービスの種類
ETCサービスを提供するカードには、一体型と分離型があり、それぞれメリット、デメリットがあります。
デメリット:有効期限がそれぞれあるため管理が面倒
デメリット:忘れたり落としたりした時に悪用されやすい
利便性とセキュリティのトレードオフでどちらかになりますが、私はセキュリティを重視して分離型を所持しています。
3.ETC一体型クレジットカードサービス終了のお知らせを確認
2018年6月1日に施行された「割賦販売法の一部を改正する法律」に基づくクレジットカード番号等のセキュリティ対策に準拠するため、ETC一体型クレジットカードを発行していたカード会社から、サービス終了の案内が出始めました。これにより、新規発行は勿論ですが、カード更新時等のタイミングで一体型から分離型となります。
※各社のお知らせページにリンクしています
4.サービス終了に伴う注意点
ETCマイレージサービスを利用している場合、カード更新時と同様に、ETCカード情報が正しいか確認する必要があります。登録されているカード以外を使用した場合、マイレージポイント付与対象外となってしまいます。
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5.まとめ
一体型利用者は、持ち歩くカードが1枚増えてしまいますが、セキュリティ事情のため致し方ないでしょう。また、ETCカードを使用しないときは車載器から抜いておきましょう。ETCカードのみでも、第三者が車載器に挿入すれば悪用できてしまいます。